「社畜」は自分だけの問題ではない。自己犠牲の社畜精神が職場の他の社員に迷惑をかけていることもあると認識する。
日本のサラリーマンは忠誠心・自己犠牲で会社に貢献することから、昨今では「社畜」なんて言葉が一般的になってしまいました。とても残念な世の中ですよね…。
コロナ禍やリモートワークの広がりに合わせて、再び働き方の見直しが注目されていると感じています。
そこで本記事では、当ブログの過去記事を紹介しつつ、社畜の特徴を整理しながら社畜にならない方法と考え方をまとめています。
まず最初に「社畜は自分だけの問題ではない」ということを書いておきたいと思います。
というのも、「俺は仕事が好きなんだ!社畜で何が悪い!」「社畜が会社と社会を支えている。俺がどう働こうと自由だろ?」と言って、自分の仕事スタイルを全く変える気が無い人がいるからです。自己犠牲の社畜精神は伝染しますので、社畜は自分だけの問題ではないということを認識いただきたいです。
以下の記事にも書いていますが、あなた自身が全く気が付かずに職場の他の社員に迷惑をかけている可能性もあると理解してほしいです。
休まないのが社畜の特徴。まず有給休暇の完全消化&残業ゼロが当たり前という認識を持つ。
社畜の特徴はやはり「有給休暇を取らず、とにかく出社し続ける」「深夜まで会社のために長時間残業を行っている」でしょう。
まず、社内の現状がどうあれ、有給休暇の完全消化&残業ゼロが当たり前という認識を持つべきだと思います。
もちろん、認識したところで、すぐに状況が改善するわけではありませんし、転職しなければ絶対に改善しない可能性もあります。しかし、一番の問題は「休まないことが習慣になり、当たり前だと思ってしまって、思考停止に陥る」ことですので、現状を疑う習慣を常に忘れないことが社畜にならない最も重要なポイントと言えます。
なんでも、日本人の有給休暇完全消化率は10%以下らしいです。異常ですよね。
休み取れないor就業規則で定義されていない一部のブラック会社は別として、休めない原因の多くは、自分自身の心理的要素なんじゃないかと思います。例えば、「なんとなく職場の雰囲気的に休みが取りにくい」とかですね。
有給休暇は仕事しないでもお金がもらえるので、取らないなんて損です。自分の意識を改革していきましょう。
自分の頭で考えるクセを付ける。常に効率的な方法を考える。周りに流されない。迎合しない。
社畜は思考停止していて、会社の中の空気や慣習に流されていることが多いです。自分の頭で考えるクセを付けることが大事です。
本当にその仕事は必要ですか?効率的ですか?「他の人も同じようにやってるから」「今までもそのやり方でやってきたから」「マニュアルに書いてあるから」なんて言い出したら、思考停止状態になっている可能性があります。
例えば、飲み会に参加するのが当たり前なんて時代遅れ文化も、周りに流されている証拠です。
もちろん、そんなことを口にしたら村八分にされてしまう時代遅れ企業もあるでしょう。だから、最低限、心の中で思っているだけでも構いません。それだけで、時代遅れブラック企業の洗脳を回避することができるからです。
脱社畜のコツは心理的余裕。会社内では「どうでもいい人材」を目指そう。
思考停止を回避しながら、淡々と自分の中の「心のエネルギー」を貯めていくことが大事です。
しかし、この心のエネルギーは、職場内で表に出さない方がよい場合も多いです。特に社畜がたくさんいるようなブラック企業では、村八分にされる可能性がありますから。目立つ行動を取ると、社内に生息しているモンスターにターゲットにされてしまう場合もあります。
社内の他の社畜とは適当に合わせる形にして、悟られないように少しづつフェードアウトしていき、心のエネルギーを転職・副業などに費やすのが良いです。
社内で目指すべきは「どうでもいい人材」「目立たないモブキャラ」です。
「仕事でコアな人材」=「欠けると困る人材」ってことなので、漏れなく「なかなか休めない」が一緒に付いてきます。その分、社畜率が高くなる可能性が高い。逆に目立たない社員であれば、「どうでもいい人材」=「いなくてもいい人材」=「すぐ休める」となる可能性が高いです。
職場の質にもよりますが、日本の会社なんて、そうそう簡単にクビにならないし、ボーナスとかも大して差が付かないわけですから、「どうでもいい人材」のが圧倒的にお得ですね。
会社では「とにかく競争をしがちで自分が人より劣っていると許せない」「自分より同期などが出社していると嫉妬してメラメラと執着心を燃やす」「仕事が出来る自分を周りにアピールしないと気が済まない(過度の承認欲求)」などの昭和思考のイタイ人達がたくさんいます。
いや、マジでいるんですよw。他人から認められたいとか、他者への嫉妬心をエネルギーに変えて、無駄な努力をしちゃうお猿さんみたいな人達がw。
このようなイタイ人達に流されて巻き込まれて消耗することがないように、自分のやり方に徹することが大切です。
もちろん、裏では転職や副業に情熱を燃やすことが大切です。スキルや経済的余裕が生まれると、心理的余裕が生まれてきて、ますます脱社畜が近づきます。
「社内」と「社外」で2つの顔を使い分けて、快適な人生を送りましょう~!