メルカリ・ラクマの同時出品は危険!フリマアプリ同時出品の注意点・在庫管理方法まとめ。
手軽に不用品を売ってお小遣いを稼ぐことが出来るフリマアプリを使っている方も多いのではないでしょうか?
フリマアプリの利用者が多いメルカリとラクマ。業界トップ2のフリマアプリであり、やはり売りやすい・買いやすい2サービスだからこそ利用しているユーザも多いのです。
この2フリマアプリに同時出品して、さらに売れる機会・チャンスを増やしたいと考えている人も多いでしょう。ですが、注意しないと同時出品は危険です。
今、フリマアプリ業界は熱く、その市場も大きいです。
しかし、だからと言って規約違反をしてまで出品を行うのは倫理的にも、今後長く利用していく中でも不利になる可能性が高いです。最悪の場合、垢BAN(凍結・強制退会やアカウント制限)されて二度とフリマアプリが使えなくなりますよ。
そこで本記事では、メルカリとラクマの同時出品に焦点を当てて「注意点」「在庫管理方法」「メリット・デメリット」「他フリマアプリとの同時出品比較」について紹介しています。
特に注意点や規約禁止事項をしっかりと把握しておくことは、今後フリマアプリを利用していく上で重要ですので、しっかりと頭に入れておくことをオススメします。
フリマアプリ
メルカリやフリマアプリについては、たくさん記事を書いています。
「無在庫出品」はメルカリもラクマも規約違反なのでペナルティ。在庫管理できないならやめとけ!
メルカリもラクマも無在庫出品は規約違反です。
また、ラクマでは記載されていませんが、メルカリの規約には他のフリマサイトへの二重出品によりトラブルを引き起こすとされる場合に規約違反になるとしています。
無在庫出品も二重出品も一見では規約に違反するかどうかわかりませんが、その取引の仕方や通報によって見破られ規約違反とされる可能性があります。
特に二重出品は在庫が少ない場合に起こります。
ラクマかメルカリですでに売れていた商品があり、その後にどちらか他のサイトでも同じ商品が売れてしまったら無在庫転売ということにもなってしまい違反になります。要するに売れた商品の消し忘れに注意ということです。
「つまり、ちゃんと消せばOKだよね?私はちゃんとやるから大丈夫!」
って思いましたか?それ、ヤバイ思考ですよ?
みんな最初はそう思うんですよ。でも、実際にやってみるとウッカリ消し忘れてしまって、規約違反→ペナルティとなってしまう事態が多発してるんです。
もし、あなたが小学校の6年間で毎日荷物のチェックをやり続けて、教科書や財布などを忘れたことが6年間でただの一度も無い「真人間」であるならば、同時出品しても大丈夫だと思います。ですが、ウッカリ忘れた経験があるならやめとけ!
在庫管理が正確に出来ないなら、他人の迷惑になるので同時出品はやめましょう。はっきり言って「迷惑」です。
なお、もしメルカリにおいて消し忘れしてしまった場合は取引キャンセルすることができますが、マナーガイドでは迷惑行為の1つにもされているため規約違反に触れる可能性があります。
また、ラクマの場合は、すぐ購入されずに規約違反を防げる「出品申請あり」の設定があります。ただし、設定を忘れていたなど、出品者のミスで取引キャンセルを申し出た場合は規約違反のため注意が必要です。
さらに、メルカリに出品していて「ラクマの方が安く出品してます」とコメントや商品説明で記すのは規約違反です。ついやり取りでやってしまいかねませんので注意が必要です。
フリマアプリにおける在庫管理方法の基本。
要はメルカリ以外ではトラブルにならないようにすれば良いわけです。
在庫が1点しかない場合は、ラクマで出品する際に「購入申請」を「あり」にすれば、購入される前に必ず購入申請しなければ購入できないシステムになっています。
そのため、購入申請段階でメルカリで商品が売れていてもそれを取り消せば良いだけです。ラクマで購入申請にする場合は出品する時点で決めることができ、すでに出品している商品でも途中から編集することで設定可能です。
つまり、メルカリで先に売れた場合は、ラクマの出品を削除し、ラクマで購入申請されたらメルカリの出品を削除すればトラブルを防げます。
大事なのはこの手順をしっかりとチェックリストにしておき、EXCELなどで管理することが大切です。
やることが分かっていても、頭の中だけで把握していると、ウッカリ作業が漏れてしまうことがあるためです。
私は同時出品の有無・出品削除作業の実施有無だけでなく、商品管理、購入後の連絡・発送・評価の実施有無などを、全出品物においてEXCELで管理しています。マクロでアラートが上がるようにもしています。
私はこれまで2000以上の取引を行っていますが、出品削除漏れ・無在庫出品・発送遅れ・発送忘れ・商品取り違え・テレコ配送などのミスはただの一度も発生していません。
手順を完全にマニュアル化し、商品管理を徹底しているためです。これが普通・当たり前ですので、これが出来ない人は同時出品はやめておいた方が良いです。
なお、ラクマで購入申請されても購入に至らないことがあり、その際にメルカリで同じ商品を削除してしまうと機会ロスになることがあります。
だからといって、そのような場合に備えて、取引が終わるまでメルカリで商品売り切れなどと記して出品しているのは規約違反になります。
もし、心配であればどちらかで商品が売れた場合には、すぐ削除するのではなく下書きに戻しておきましょう。もし売れない場合やうまく取引が完了しない場合にすぐ再出品できて便利です。
また、商品の消し忘れや「購入申請あり」の設定を忘れたり、それでも心配な方は購入前に一度コメントをしてほしいという旨を記載すればトラブルをさらに防ぐことができます。
ただし、「購入前に必ずコメントをください」「即購入禁止」などをプロフィール情報に記載し「プロフィール必読」としているユーザもいますが、商品説明やプロフィールを見ずに購入するリテラシーの低い購入者も多いので完全な対策とは言えません。
メルカリとラクマにおける同時出品のメリット・デメリットまとめ
メルカリとラクマの同時出品メリット
まず、メルカリとラクマでは基本的に利用しているユーザーが異なります。同時出品すると、より多くの人に見てもらえるため売れる確率が高くなります。
特にラクマはユーザーが増えてきており、期間限定ポイントを消化するために購入を検討している人もいるためメルカリで売れなくても比較的売れやすいです。
また、ラクマの方が販売手数料が安いのもメリットです。メルカリの販売手数料が10%なのに対し、ラクマは6%となっています。
そのため、メルカリとラクマ両方利用している人なら、ラクマの方で購入してもらうように工夫すると手数料がオトクになるメリットがあります(前述したとおり、明示的に誘導するのはNGです)。
メルカリとラクマの同時出品デメリット
まず、ラクマの購入申請は、申請された後に出品者が了承しなければ申請した相手が購入することができないため、少し手間がかかります。その間に申請した人が心変わりしたりして購入されないケースもあります。
また、そのような手間があるため、商品に興味を持っている人でも「すぐに購入可能」となっていない商品は購入を躊躇する場合もあります。
ラクマの「購入申請あり」の設定を忘れるとトラブルに直結してしまうため、同時出品には必ず「購入申請あり」設定を忘れることができません。「購入申請あり」設定を忘れてトラブルが発生すれば出品者としての立場が危うくなり、アカウント制限などのペナルティや、最悪二度と利用することができなくなる可能性もあります。
ヤフオクは?PayPayフリマは?他フリマアプリとの同時出品比較。
ヤフオク!での同時出品
ヤフオク!はメルカリ、ラクマと並びフリマアプリ、オークションサイトとして大手になります。
もちろん、それなりにユーザーが多いですし、市場が大きいです。
しかし、ヤフオク!のガイドラインでは、同じ商品の他フリマアプリサイトなどの同時出品が良しとされていません。
ヤフオク!はメルカリなどと比べると規約が多く、規約違反などには厳しいイメージがあるため、バレなければ問題ないと思って他フリマアプリに同時出品することはやめた方が良いでしょう。
ただし、唯一ヤフオクとPayPayフリマには同時出品が可能です。
しかも、ヤフオク!とPayPayフリマの同時出品は、ヤフオク!またはPayPayフリマで出品する際に簡単に設定できます。
ヤフオク!もPayPayフリマも運営会社が同じなので簡便な同時出品手段が実現しているのだと推測します。
PayPayフリマでの同時出品
PayPayフリマもヤフオク!と同様に、同じ商品を他のフリマサイトに同時出品してはいけません。
前述したとおり、ヤフオク!とPayPayフリマの同時出品は可能です。ヤフオク!とPayPayフリマ間で同時出品を許可させて商品数を増やすことで、相乗的に売り上げをあげたり市場を大きくしたいということだと思います。
今となっては、メルカリはフリマアプリ業界随一のアプリですので、ヤフオク側もライバル視しているのでしょう。
匿名配送への対応などいくつかの条件を満たす必要はありますが、ヤフオク!かPayPayフリマどちらかで出品する予定であれば、同時出品して販売機会を増やした方がよいです。
以上です!
メルカリとラクマの同時出品をした方がより多くのユーザーに見てもらえ売れるチャンスが増えます。もちろん、手間がかからないわけではありませんが、複数のフリマサイトで出品をするのであれば、EXCELなどでしっかりと商品管理しましょう。
どのフリマアプリで出品するにしても、しっかりと規約を確認してから利用しましょう。「バレないだろう・・・」と、運営の目を掻い潜って規約違反をしながら利用するのはリスクもあります。
規約を守りつつ上手く工夫して効率的に売り上げを増やしていきましょう!