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節約主婦が「へそくり」で買える”おすすめバリュー株”10選!【高配当株・資産株】

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今、買うべきバリュー株10選!株価が“バーゲンセール中”の優良株をへそくりで拾う方法

 

「日経平均は6万円を超えたのに、私の買いたい株はぜんぜん高くないんだけど?」

「ニュースは連日“最高値”なのに、いまから株を買っても高値づかみになるだけじゃないの?」

そう思ったアナタ、実はかなり鋭いです。

いまの日本株は、「一部の人気株だけが高くて、地味な優良株はまだバーゲンセール中」という、ちょっと不思議な状態なんです。

 

実際、直近の7〜9月の3カ月を見ると、日経平均は約4.7%下落した一方で、東証全体の動きを表すTOPIXは約2.9%上昇しています。値段の高い半導体株などが売られ、銀行・商社・自動車といった「割安な大型株」が買われた結果です。

さらに、成長株(グロース株)と割安株(バリュー株)の強さを比べる「TOPIXグロース/バリュー比率」は0.87前後。長期平均の1.12を大きく下回り、バリュー株が優勢な局面が続いています。

背景のひとつが金利の上昇です。日本の長期金利(10年国債利回り)は3%台と、約30年ぶりの水準まで上がってきました。金利が上がると「何年も先の成長」に期待して買われるグロース株は割高に見えやすく、「いま稼いでいて、いま配当を出してくれる」バリュー株が見直されやすいんです。

それでもなお、東証にはPBR1倍割れ(=会社の解散価値よりも株価が安い)の企業が1,400社前後も残っているんです。

 

え?解散価値より安いって、会社を丸ごと買って解散したら儲かっちゃうってこと?

理屈の上ではそうなりますw。まあ、私たちのへそくりで会社は買えませんけどね!w

 

まあ、冗談はさておき・・。

前回の株主優待の記事では「へそくりで楽しく始められる優待投資」を紹介しましたが、今回はそのシリーズ第2弾。「優良なのに、なぜか安く放置されている株=バリュー株」を、へそくりの範囲で拾っていく方法を紹介します。

優待株と同じく、バリュー株も「派手さはないけど、じっくり持つほど報われやすい」タイプの投資。配当金もしっかり出す会社が多いので、節約主婦(主夫)の家計とは相性がいいんですよ。


簡単に言うと「会社の実力に比べて、株価が安く放置されている株」のことです。スーパーでいうと、品質は良いのに目立たない棚に置かれていて、値引きシールが貼られたままの商品みたいなものですね。

割安かどうかは、主に次の2つの数字で判断します。

PER(株価収益率):株価が「1株あたりの利益」の何倍か。低いほど、稼ぐ力に対して株価が安い。日本株の平均は15倍前後が目安です。

PBR(株価純資産倍率):株価が「1株あたりの純資産(会社の持ち物から借金を引いたもの)」の何倍か。1倍を割ると、会社を解散して財産を分けたときの価値より株価が安い状態です。

 

ついでに、よく比べられる「グロース株」との違いも表にまとめておきます。

比べるポイント バリュー株(割安株) グロース株(成長株)
どんな株? 実力のわりに株価が安く放置されている株 これから大きく成長しそうで期待されている株
PER・PBR 低め(PBR1倍割れも多い) 高め(PER30倍以上もざら)
配当 多めに出す会社が多い 少なめ、または無配も多い
株価の動き ゆっくり。見直されるまで時間がかかる 大きく上下しやすい
向いている人 配当をもらいながら気長に待てる人 値動きのリスクを取って大きな値上がりを狙う人

節約主婦(主夫)の家計に合うのは、断然バリュー株のほうだと思います。「安いときに買って、配当をもらいながら気長に待つ」って、特売日にまとめ買いして、ストックを少しずつ使う節約術とそっくりなんですよね。

 

「自適猫さんって、スーパーの見切り品コーナーを見つけるの早いよね?」と友人によく言われる筆者が、株式市場の“見切り品コーナー”から、お値打ち銘柄を選んでみました~!(^^)!

今回も節約主婦(主夫)向けの記事なので、銘柄は基本的に以下の条件で絞ってます。

PBR1倍前後以下、またはPERが低めで、数字の上で「割安」と言える銘柄。

配当利回りが高め、もしくは株主優待があって「持っているだけで嬉しい」銘柄。

ちょっとした「へそくり」で買えるよう、100株(一部200株)がおおむね25万円以内の銘柄。

あ。でも、安い株には安いなりの理由があることも多いんです。最後に「安物買いの銭失い」にならないための大事な事も書いてますよ♪

 

 

【早見表】今、買うべきバリュー株10選をPER・PBR・配当利回りで一気に比較

 

まずは、この記事で紹介する10銘柄をざっくり一覧にしました。数字だけ眺めても「おお、安い…!」と感じる銘柄が並んでいますよ。

銘柄(コード) PER PBR 配当利回り 株主優待 最低投資額の目安
三菱HCキャピタル(8593) 約11.8倍 約0.95倍 約3.9% なし 約13万円
JFEホールディングス(5411) 約7.7倍 約0.44倍 約4.4% 工場見学会(抽選) 約18万円
本田技研工業(7267) 約16.7倍 約0.54倍 約4.1% 体験型イベント等(抽選) 約17万円
アサヒグループHD(2502) 約12倍 約0.74倍 約3.5% なし 約16万円
日本郵政(6178) 約18.6倍 約0.70倍 約2.4% なし 約25万円
青山商事(8219) 約13.5倍 約0.59倍 約5.0% 20%割引券3枚×年2回 約7万円
ベルーナ(9997) 約8.3倍 約0.66倍 約3.8% 自社商品・割引券など 約10万円
アイナボホールディングス(7539) 約11.5倍 約0.68倍 約3.3% デジタルギフト1,000円分 約8万円
キムラユニティー(9368) 約9.9倍 約0.86倍 約4.1% おこめ券(200株以上) 約19万円(200株)
ヤマダホールディングス(9831) 約17倍 約0.75倍 約2.4% 買物優待券 年1,500円分 約7万円

※株価・PER・PBR・配当利回りは毎日変動します。表の数字はあくまでざっくりした目安なので、購入前に必ず証券会社のアプリ等で最新の数値と、会社の配当予想・優待内容を確認してください。

 

ざっくり分けると、前半の5銘柄は「誰もが知っている大型株なのに、PBR1倍割れで放置されている銘柄」、後半の5銘柄は「10万円前後から買えて、配当+優待の両方がもらえる銘柄」です。順番に見ていきましょう~。

 

 

誰もが知る大企業がまさかの“解散価値割れ”!PBR1倍割れの大型バリュー株5選

 

三菱HCキャピタル(8593):27期連続増配の“増配マシーン”。約13万円で配当が毎年じわじわ増えていく

三菱UFJグループのリース会社で、リース業界では首位級の規模を誇る会社です。企業向けの設備リースだけでなく、航空機・不動産・再生可能エネルギーなど、世界中で幅広く事業を展開しています。

PER:約11.8倍/PBR:約0.95倍

配当利回り:約3.9%(年間配当51円予想)

最低投資額の目安:約13万円

 

この会社のスゴいところは、なんといっても27期連続増配(国内の連続増配ランキング第3位)という圧倒的な実績。しかも今期も前期比5円増配の51円を予定していて、28期連続増配の見込みです。前期は4期連続で過去最高益を更新しています。

じゃあ、なんで割安なのかというと、直近の第1四半期決算で純利益が前年同期比で約45%減と大きく落ち込んだから。ただしこれは、前年同期に決算期変更による一時的な増益効果があった反動が大きく、会社は通期の利益予想(1,600億円)を据え置いています。

「毎年、何もしなくても配当が少しずつ増えていく」って、節約主婦にとっては最高のご褒美ですよね。たとえば100株を持っていれば、今期は年5,100円(税引前)の配当が入る予定。増配が続けば、買ったときの株価に対する利回りはどんどん上がっていきます。

株主優待はありませんが、配当金の安定感では今回の10銘柄でトップクラス。迷ったら最初の1銘柄はここ、というくらいの安心銘柄です。

 

JFEホールディングス(5411):PBR0.44倍の“超”割安!配当利回り4%超えの鉄鋼大手

日本製鉄に次ぐ国内2位の鉄鋼メーカー「JFEスチール」を中心に、エンジニアリングや商社事業も手がける会社です。

PER:約7.7倍/PBR:約0.44倍

配当利回り:約4.4%(年間配当80円予想)

最低投資額の目安:約18万円

 

PBR0.44倍ということは、会社の純資産に対して株価が半分以下。数字だけ見れば、今回紹介する中でいちばんの“バーゲン品”です。今期は経常利益が前期の2倍以上に回復する予想で、PERも7倍台と低水準。

割安な理由は、鉄鋼業界の先行き不安です。中国の鉄鋼の過剰生産で世界の鉄の値段が下がりやすいことや、自動車など取引先の生産動向に業績が左右されやすいことから、投資家に敬遠されがちなんですね。配当も業績に合わせて上下していて、100円→80円と減ったこともあります。

なので、「配当がずっと一定」を期待するよりも、「景気の波に合わせて配当も株価も上下する銘柄」と割り切って持つのがコツ。そのぶん、株価が底のときに拾っておくと、景気回復で大きく報われやすいタイプです。

ちなみに3月末に100株以上を持っていると、抽選で製鉄所などの工場見学会に招待してもらえる優待もあります(オンライン見学会もあり)。巨大な溶鉱炉、子どもの社会科見学にもピッタリですよ。

 

本田技研工業(7267):PBR0.54倍の世界のホンダ。配当4%超え+体験型の株主優待まで

二輪車(バイク)で世界首位、四輪車でも世界上位のホンダ。言わずと知れた日本を代表する企業ですが、株価は意外なほど割安に放置されています。

PER:約16.7倍/PBR:約0.54倍

配当利回り:約4.1%(年間配当70円予想)

最低投資額の目安:約17万円

 

割安の理由は、前期の最終損益が赤字に落ち込んだこと(電気自動車=EV関連の負担などが重荷に)。PERが16倍台と高めに見えるのも、利益が一時的に減っているからなんです。今期は経常利益が前期の3倍以上に回復する予想で、日産との次世代ソフトウェア(SDV)の共同開発など、新しい動きも出てきています。

一方で、配当は70円を維持していて、配当利回りは4%超え。業績が苦しいときにも配当を守る姿勢は、長期で持つ株主にとって心強いポイントです。

さらにホンダには、3月末に100株以上で応募できる抽選制の体験型株主優待があります。保有1年未満でもオリジナルグッズやカーシェアの割引クーポン、ラグビー観戦に応募でき、1年以上でレース観戦、3年以上になるとHondaJetの体験会や工場見学、モビリティリゾートもてぎの体験会まで!抽選なので当たらない年もありますが、当たったら家族の一大イベントになりますねw

 

アサヒグループホールディングス(2502):ビール最大手がPBR0.74倍に!“逆風の今”こそ拾いどき?

「アサヒスーパードライ」でおなじみの、国内ビール類で首位級の酒類・飲料メーカーです。欧州やオーストラリアでもビール事業を展開しているグローバル企業ですね。

PER:約12倍/PBR:約0.74倍

配当利回り:約3.5%(年間配当57円予想)

最低投資額の目安:約16万円

 

割安になっている理由は、大規模なサイバー攻撃を受けて国内事業が打撃を受けたこと。受注や出荷が一時ストップし、その影響がまだ残っています。

ただし、海外事業の好調もあって中間期は営業利益が大幅増益。配当も前期の52円から57円へ増配予定です。「ブランド力は全然落ちていないのに、トラブルのイメージで株価だけが下がっている」というのは、バリュー投資の典型的なチャンスパターンでもあります。

私もスーパーでビールを買うときは、つい手が伸びちゃうんですよね~。毎日のように目にする商品の会社なので、業績のイメージもしやすいのが嬉しいところ。

なお、アサヒは12月決算なので、配当の権利月は6月と12月。3月決算の会社が多い中で、配当が入る時期をずらせるのもポイントです。株主優待はないので、純粋に配当と株価の回復を狙う銘柄ですね。

 

日本郵政(6178):みんなの郵便局がPBR0.70倍。「60円から下げない」累進配当が始まった

郵便局を運営する日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命を傘下に持つ、日本郵政グループの持株会社です。

PER:約18.6倍/PBR:約0.70倍

配当利回り:約2.4%(年間配当60円予想)

最低投資額の目安:約25万円

 

正直、PERや配当利回りの数字だけ見ると、他の銘柄ほどの割安感はありません。それでも紹介したいのは、「60円を起点とする累進配当(原則として減配しない配当方針)」を新たに打ち出したから。長らく50円で横ばいだった配当が60円に増え、しかも今後は「業績に応じて維持または増配」を目指すと宣言しているんです。

さらに、総還元性向(配当と自社株買いを合わせた株主還元の割合)50%以上を目指すとしていて、株主への還元姿勢がはっきり強まっています。PBRもかつての0.2〜0.5倍台から上がってきたとはいえ、まだ0.7倍程度。

自己資本比率が3%台と低く見えますが、これはゆうちょ銀行やかんぽ生命の預金・保険のお金を抱えている金融グループならではの構造なので、普通の事業会社と同じ感覚で比べなくて大丈夫です。

株主優待はありませんが、「減らない配当」を重視する人にとっては、長く持ちやすい安定銘柄ですね。

 

 

へそくり10万円前後で買える!配当+優待の“二刀流”で家計を潤すバリュー株5選

 

ここからは、前回の優待記事とも相性のいい「配当も優待ももらえる割安株」を紹介します。投資額も10万円前後が中心なので、へそくりデビューにはこちらのほうが始めやすいかもしれません。

 

青山商事(8219):約7万円で配当利回り5%!「洋服の青山」20%割引券が年6枚もらえる

紳士服チェーン「洋服の青山」を運営する青山商事。株式を1株→3株に分割したことで、100株を7万円台で買えるようになりました。

PER:約13.5倍/PBR:約0.59倍

配当利回り:約5.0%(年間配当38円予想)

株主優待:3月・9月に20%割引券3枚ずつ(年6枚)

最低投資額の目安:約7万円

 

7万円ちょっとで配当利回り約5%、しかも株式分割後も優待の枚数は据え置きという、へそくり投資家にはたまらない銘柄です。自己資本比率も約58%と財務は良好。

優待の20%割引券は、洋服の青山・スーツスクエア・麻布テーラーなどで使えます(オンラインショップとアウトレット業態は対象外、1回の買い物につき1枚まで)。夫のスーツやワイシャツ、子どもの入学式・就活スーツなど、まとまった出費になりがちな衣料品が2割引きになるのはかなり大きいですよ。

注意点は、今期の配当予想が前期(実質45円程度)から38円に減る予定なこと。それでも5%前後の利回りは十分高い水準ですが、「配当が減ることもある銘柄」として、業績はときどきチェックしておきましょう。

 

ベルーナ(9997):PER8倍台の通販会社。実はホテル事業が絶好調で、優待も盛りだくさん

「ベルーナ」といえばカタログ通販のイメージが強いですが、実はいま業績を引っ張っているのはホテル事業。北海道の「定山渓ビューホテル」や都市型の「グランベルホテル」などを運営していて、温泉旅行やインバウンド需要の追い風を受けています。

PER:約8.3倍/PBR:約0.66倍

配当利回り:約3.8%(年間配当39円予想)

株主優待:3月・9月に自社商品や割引特典など

最低投資額の目安:約10万円

 

優待の内容がとにかく盛りだくさん。100株以上で、①通販の割引特典1,000円分、②オンラインストアのポイント1,000円分、③梅干しやお菓子・ワイン・日本酒などの自社取扱商品1,000円相当、の中から1つを選べます。さらに、グループのホテルや飲食店で使える1,000円割引券が2枚も付いてきます。

前期は過去最高益を更新し、今期も増収増益の予想。配当は1円増配の39円予定で、配当性向35%をめどにしつつ、株主資本に対して最低1.5%の配当を払う(DOE1.5%)という下限も設けています。

割安になっている理由は、第1四半期の営業利益が前年同期比22%減と出遅れたこと。ここから会社予想どおりに巻き返せれば、株価の見直しも期待できそうです。温泉旅行好きな家庭なら、割引券を使って家族旅行…なんて楽しみ方もできますね。

 

アイナボホールディングス(7539):約8万円でPBR0.68倍。タイル国内首位の“地味すごい”会社

「アイナボってなんぞ?」と思う人がほとんどだと思いますが、住宅設備機器の販売・工事の会社で、なんとタイルの取扱量は国内首位。戸建住宅の内装・外壁や、空調設備、サッシ工事などを手がけています。

PER:約11.5倍/PBR:約0.68倍

配当利回り:約3.3%(年間配当26円予想)

株主優待:3月・9月の権利でデジタルギフト1,000円分

最低投資額の目安:約8万円

 

こういう「名前は知られていないけど、業界ではトップ」という会社こそ、バリュー株の宝庫なんです。知名度が低いせいで投資家に見つけてもらえず、実力のわりに株価が安いまま放置されやすいんですね。

前期は過去最高益を更新。今期は開発費や人件費の増加で減益予想ですが、第3四半期までの累計では売上・利益とも予想以上に伸びていて、上方修正への期待もあります。さらに、住宅機器商社の橋本総業ホールディングスとの経営統合の検討が進んでいて、統合が実現すれば販路と商材の相乗効果が見込めそうです。

優待は使い道を選べるデジタルギフトなので、「使い切れなかった…」という心配がないのも嬉しいポイント。8万円前後で配当+優待がもらえる、へそくり向きの1銘柄です。

 

キムラユニティー(9368):トヨタを陰で支える物流会社。最高益更新予想で配当利回り4%超え+おこめ券

愛知県地盤の総合物流会社で、トヨタ自動車グループの部品の包装や物流が主力。工場に必要な部品を必要なときに届ける「ジャスト・イン・タイム」のトヨタ生産方式を、陰で支えている会社です。

PER:約9.9倍/PBR:約0.86倍

配当利回り:約4.1%(年間配当38円予想)

株主優待:200株以上で3月・9月の権利でおこめ券2枚(880円分)

最低投資額の目安:約19万円(200株)

 

今期はトヨタ向けの受注増や海外事業の立て直しで、過去最高益を更新する予想なのに、PERは10倍を切る水準。配当も4円増配の38円予定で、連結配当性向40%を目標にしています。自己資本比率も約62%と財務も健全です。

優待は200株以上が条件で、全国の米穀店やスーパーで使えるおこめ券がもらえます。お米代の値上がりが続くいま、おこめ券はありがたいですよね。保有株数や保有期間に応じて枚数が増える仕組みもあります。

車両リースやレンタカーなどのモビリティサービス事業も成長中。派手さはありませんが、「最高益なのに安い」という、バリュー株の王道ど真ん中の銘柄です。

 

ヤマダホールディングス(9831):約7万円でPBR0.75倍。配当+優待の合計利回りは4%超え

前回の優待記事でも紹介した、家電量販店最大手のヤマダデンキ。実はバリュー株としても注目の銘柄です。

PER:約17倍/PBR:約0.75倍

配当利回り:約2.4%

株主優待:3月に500円券1枚、9月に500円券2枚(年1,500円分)

最低投資額の目安:約7万円

 

PERは17倍程度と、今回の中では割安感は控えめ。ただ、PBRは0.75倍と解散価値を大きく下回っていて、配当(100株で年1,700円前後)と優待券(年1,500円分)を合わせると、実質の利回りは4%を超えます。

家電量販業界は成熟していて、ネット通販との競争もあることから「成長しにくい業界」と見られがちなのが割安の理由。それでも全国に店舗網を持つ最大手で、住宅やリフォーム事業も展開しています。

優待券は「税込1,000円の買い物ごとに500円券1枚」使えるので、電池や電球、日用品など、こまごました買い物で無駄なく使えます。7万円前後と今回の10銘柄でいちばん手頃な価格帯なので、「とりあえず1銘柄、試しに買ってみたい」という人にもオススメです。

 

 

「安物買いの銭失い」は株でも起きる…バリュートラップを避けるための4つの鉄則

 

バリュー株投資でいちばん怖いのが「バリュートラップ(割安の罠)」です。安いから買ったのに、そこからさらに株価が下がり続ける…というパターンですね。スーパーの見切り品も、よく見たら賞味期限が今日まで、なんてことがあるじゃないですか。株もそれと同じなんです。

 

鉄則①:「なぜ安いのか?」を必ず一言で説明できるようにしてから買う。

PERやPBRが低い株は、一言でいうと「投資家に人気がない株」です。

不人気の理由が「一時的なトラブル」や「知名度が低いだけ」なら、それはチャンスかもしれません。でも、「業界そのものが縮んでいる」「赤字が何年も続いている」といった理由なら、安いまま放置され続ける可能性が高いです。

今回の10銘柄でいえば、アサヒはサイバー攻撃による一時的な打撃、ホンダは前期の赤字、JFEは鉄鋼市況の先行き不安、アイナボは知名度の低さ…と、それぞれ「安い理由」がはっきりしています。その理由が時間とともに解消されそうかどうかを、自分なりに考えてから買うのが大事です。

 

鉄則②:数字だけでなく「配当方針」と「業績の向き」をチェックする。

配当利回りが高く見えても、業績が悪化して翌年に大きく減配されたら意味がありません。チェックしたいのは次の2つです。

会社が「累進配当(減配しない)」「連続増配」「配当性向○%」など、配当の方針を明言しているか

今期の業績予想が「増益」なのか「減益」なのか、直近の決算で予想どおり進んでいるか

 

たとえば日本郵政の「60円起点の累進配当」や、三菱HCキャピタルの「27期連続増配」は、配当の安定感を判断する大きな材料になります。逆に、JFEや青山商事のように過去に減配したことがある銘柄は、「配当は業績次第で変わる」と理解して持つことが大切です。

 

鉄則③:一度に全部買わない。少額・分散・時間分散が基本。

バリュー株は「いつ見直されるか」が誰にもわかりません。

1年で株価が戻ることもあれば、5年以上安いままのこともあります。だからこそ、へそくりを一度に全部つぎ込むのではなく、何回かに分けて、複数の銘柄に分散して買うのが基本です。

「毎月1万円ずつ積み立てて、10万円たまったら1銘柄買う」くらいのペースでも十分。株価が下がったときは「同じ予算で安く買えるチャンス」と思えるようになると、バリュー投資はグッと楽になります。

そして前回の記事でも書きましたが、株は最悪0円になる可能性もある金融商品です。生活費や近いうちに使う予定のお金ではなく、必ず「無くなっても生活に困らない余裕資金」で投資してくださいね。

 

鉄則④:配当の「権利落ち」と「税金」を知っておく。NISAの活用は必須。

配当や優待をもらうには、権利付き最終日(権利確定日の2営業日前)までに株を買っておく必要があります。ただし、権利付き最終日の翌日(権利落ち日)には、配当の分だけ株価が下がりやすいのがふつう。

「配当をもらったのに、株価がそれ以上に下がった」ということも起こるので、権利日直前に慌てて買うのはあまりオススメしません。

また、普通の証券口座(特定口座)で受け取る配当金には、約20%の税金がかかります。NISAの「成長投資枠」で買えば、配当金にも売却益にも税金がかからないので、長く持つバリュー株とはとても相性が良いです(配当金を非課税で受け取るには、証券会社で「株式数比例配分方式」を選んでおく必要があります)。

 

 

今日から始める!へそくりでバリュー株デビューする3ステップ

 

最後に、バリュー株デビューまでの流れを簡単にまとめておきます。前回の優待株の記事と基本は同じです。

ステップ1:ネット証券で口座を開き、NISA口座も一緒に作る

ステップ2:この記事の早見表から、「安い理由」に納得できる銘柄を1つだけ選ぶ

ステップ3:一度に全部買わず、株価が落ち着いているタイミングで100株を買い、あとはほったらかし

 

最近の証券アプリでは、銘柄ごとにPER・PBR・配当利回りがすぐ表示されるので、難しい計算は必要ありません。気になる銘柄を「お気に入り」に登録しておいて、株価が下がったときにチェックする…くらいのゆるい付き合い方で十分です。

バリュー株投資は「安く買って、じっと待つ」投資。

待っている間も配当や優待がもらえるので、株価が動かない時期でも楽しみがあります。毎日の株価に一喜一憂しないで、「見切り品を賢く拾って、家計の味方に育てる」くらいの気持ちで、のんびり付き合っていきましょう~!(^^)!

 

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。

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