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【VWO】今後の株価見通しは?新興国をまとめて買えるETFを解説

中国の経済成長 ビジネス・副業
China flag and chart growing US dollar position with a fan of dollar bills. Concept of increasing value of US dollar currency
この記事は約13分で読めます。
この記事は特定の銘柄を推奨するものではありません。投資はあくまで自己責任でお願いします。

VWOは成長いちじるしい中国や台湾、インドなどの新興国市場にまとめて投資のできるETF

中国の経済成長

みけ
VWOってどんな特徴のETFですか?新興国にも投資しておくべきかどうかで悩んでいます。

 

VWOは成長いちじるしい中国や台湾、インドなどの新興国市場にまとめて投資のできるETFです。

国際分散投資を目指したポートフォリオを構築しようと考えている人には、気になる名柄ですよね。

私自身もポートフォリオに5%程度の比率で組み込んでいます。

最近はあまり株価も安定せず、中国当局の規制の件もあってパフォーマンスが良いとはいえない状況が続いています。

そうはいっても、経済成長が確実な新興国市場の放置は機会損失になりかねません。

そこでこの記事ではVWOの特長と、新興国市場の魅力、今後の見通しについて私の考えを交えながらお伝えしていこうと思います。

この記事でわかること

  • VWOの基本情報(株価・配当・リターンなど)
  • VWOの今後の見通し
  • VWOをどうポートフォリオに組み込むべきか

 

この記事を読めば、VWOがどんなETFか?ポートフォリオにどう組み込んでいくべきかがわかるようになります。

ぜひ最後まで見ていってください。

 

VWOの基礎知識と特徴

VWOはアメリカの投資運用会社ヴァンガードが運用し、NYSE Arcaに上場するETFです。

名称はVanguard FTSE Emerging Markets ETF(バンガードFTSEエマージング・マーケットETF)で、中国、ブラジル、台湾、南アフリカなど、世界中の新興国市場にある企業の株式に投資をするETFです。

大型株から小型株まで5000名柄以上、新興国市場全体に丸っと投資できるのが大きな特長です。

 

VWOの特長は次のような点です。

  • 投資対象国はアメリカ、欧州、日本など先進国を除く新興国ほぼ全て(韓国除く)
  • 時価総額加重平均で、中国、台湾、インドで全体の7割近くをしめている。
  • 政治リスク、地政学的リスクが先進国と比較して高め
  • 人口が多く、将来的に先進国のGDPを上回ることはほぼ確実

 

VWOの基本情報(2022.1時点)

VWOの基本情報
運用会社

バンガード

設定日

2005年3月10日

総資産額

806(億USD)

トータルリターン

11.11%(3年)、8.85%(5年)

直近分配金利回り

3.87%(2022年1月時点)

配当支払い月

年4回(3月・6月・9月・12月)

経費率

0.1%

構成銘柄数

約5204

算出方法

時価総額加重平均

 

VWOの構成上位名柄

構成上位名柄比率(2022.1時点)

名柄 比率(%)
Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Ltd. 6.56%
Tencent Holdings Ltd. 4.40%
Alibaba Group Holding Ltd. 2.86%
Meituan 1.49%
Reliance Industries Ltd. 1.28%
Infosys Ltd. 1.03%
Housing Development Finance Corp. Ltd. 0.78%
China Construction Bank Corp. 0.76%
MediaTek Inc. 0.67%

中国、台湾のIT・テック系企業が上位をしめていますね。

1位のTSMCは台湾の半導体メーカーで、Appleなど世界のIT企業に向けてチップを製造販売している巨大企業です。

2、3位がIT大手、アリババとテンセンスです。

このへんが最近の中国政府による規制対象になるんではないか?と先行き不透明な部分でもありますね。

 

構成国比率

構成国比率

中国、台湾,インドで70%近くをしめています。

このチャートを眺めていても「なかなかむずかしいな」と感じてしまいますよね。

  • 改めて浮き彫りになったチャイナ・リスク
  • 法整備含めて未成熟なインド、ブラジル

安心して資金を預けられる状況には、ほど遠いと感じます。

 

VWOの分配金実績

配当はまちまちです。

アメリカ企業と違い、株主ファーストの文化が育っていないことも影響していると思います。

分配金狙いのETFでないことは確かです。

 

VWOの分配利回り・トータルリターン推移

VWOが設定された2005年以降のトータルリターンと分配率の推移です。

VWOの分配利回り・トータルリターン推移

 

年平均トータルリターン:10.82%

年平均分配利回り:3.08%

リーマンショックからの急回復もあって、2009年の新興国ブーム時には100%近いトータルリターンをたたき出しました。

それ以降はさえない展開が続いていますね。

2010年以降でトータルリターンがマイナスの年が4回もありました。

 

VWOの今後の見通しについて

アメリカやその他先進国との比較をしながら、今後のVWOの見通しについて見ていきましょう。

 

2010年以降は新興国にとって苦境

次の株価推移は2010年以降の3つのETF【VTI・VEA・VWO】を比較したものです。

2010年以降は新興国にとって苦境

【VTI】アメリカ

【VEA】先進国(アメリカ除く)

【VWO】新興国

2010年以降はVTIが300%近い成長をしたのに対し、VWOとVEAはほぼ横ばい。

VWOだけが特別悪かったわけではないですが、2010年以降はアメリカの一人勝ちでした。

この間で、新興国の成長に期待をしていた人にとっては期待はずれの10年となってしまったわけです。

 

2000年代は新興国が大きく成長

新興国がBRICsとしてブームにわいた2000年代の株価推移をしめしたのが次のグラフです。

2000年代は新興国が大きく成長

VWOが設定された2005年からの10年間は、2005年からと2009年からに渡ってVWOが先進国をアウトパフォームしていたことがわかります。

この間はたった3年で株価が倍になったわけですから、その成長力には大きな期待があったこともうなずけます。

 

今後の見通しについて

基本的には新興国市場の見通しは明るいとは思っています。

ただし新興国特有のリスクは常に注視する必要があります。

見通しが明るい理由は次の2点です。

  • 世界のGDP成長率は新興国の比率が高まっていく
  • 新興国は今後も人口が増えていく

次のグラフは、IMFが予想している先進国と新興国のGDP成長比率です。

先進国と新興国のGDP成長率予測

2021、2022年はコロナからの急回復を背景に高い成長率をしめしています。

2023年以降、新興国の成長率は、先進国の3倍で推移していくことが予想されています。

人口も同様の傾向です。

(引用:SMBC日興証券

2050年に世界の人口は90億人を超えると予測されています。

そのほとんどが新興国によるものです。

経済の源泉は人口なので、今後新興国の経済規模が先進国を超えるのはほぼ確実です。

新興国特有のリスクには次の2点あります。

  • カントリーリスク
  • 高いボラティリティ

先日も中国当局が教育関連企業に対し規制を強化したことで、中国市場がパニックをおこしたばかりです。

今後も、IT関連企業などをターゲットに規制が強化されることが予想されます。

新興国株式は期待リターンに対するリスクが大きい点も特長です。

各アセットクラスの2016年〜2021の年間騰落率を比較してみても新興国株のボラティリティの大きさがわかります。

資産クラス毎のボラティリティ
(引用:アセットマネジメントOne)

 

新興国ETF(EEM)との比較

新興国に投資できるETFにはVWO以外に、ブラックロックが運用するEEM(iシェアアーズMSCIエマージング・マーケットETF)があります。

VWOとの違いは

  • EEMは韓国企業が含まれている
  • EEMは大型・中型株で構成

韓国企業の組み込み比率は約13%と、中国、台湾に継ぐ3番目。

サムソンやLGなどの高収益大企業が含まれています。

株価推移の比較です。

VWOとEEMの株価チャート比較

VWOの設定年2005年からの比較では値動きに大きな差はありません。

EEMが若干リターンが大きいくらいですかね。

株価以外の比較は次の通りです。

  VWO EEM
総資産額 76.812(十億USD) 29.564(十億USD)
トータルリターン 8.82%(3年)、7.96%(5年) 7.94%(3年)、8.52%(5年)
分配金利回り 2.18%(2021年8月時点) 0.94%
経費率 0.1% 0.68%
構成銘柄数 約5204 約1273

違いが目立つのは、分配金利回りと経費率です。

VWOのほうが分配金利回りが高く、経費率も大幅に安い。

私個人的には、構成名柄の違いにこだわりがないなら、VWOを選んでおけばいいのではと思います。

 

VWOはどこで買える?

VWOなどの新興国ETFは楽天証券、SBI証券などネット証券での購入がおすすめです。

  • 経費率が激安な、超優良米国ETFが充実している
  • 自宅のPCやスマホアプリから簡単に購入できる
  • ETFによっては購入時手数料がキャッシュバックや0円のものもある。
  • 楽天ポイントやTポイントで投資ができる
  • サポート体制がしっかりしている

など資産形成に役立つメリットが多いのが理由です。

 

まだ証券口座を持っていない人

この機会に口座開設を検討してみてください。

現代において証券口座こそが富の倉庫です。

持つモノと持たないモノの間で、差が開く一方なのは間違いありません。

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すでに証券口座を持っている人

複数の口座を利用することでより効率的に資産形成ができる点にも注目してみてください。

楽天証券とSBI証券であれば、お互いの優位な点を補完し合うことで利用者に大きなメリットがあります。

複数口座を使った効率的な資産形成のしかたについては、記事をまとめてあるので興味のある方はぜひ参考にしてくださいね。

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VWOをどうポートフォリオに組み込むべきか

ここまで述べてきたように新興国市場は今後、GDP成長率と人口増加を武器に先進国の経済規模を超えるのは確実です。

その将来性に期待するのは当然アリなんですが、カントリーリスクを考えた時に全力買いはとてもできないと考えています。

私のポートフォリオではあくまで米国株式がメイン。
リスク分散目的でそれ以外のアセットクラスを15%以下で保有するようにしています。
VWOは5%程度で保有しています。

 

いかがでしたか?

新興国ETF、VWOの今後の詳細情報と、今後の見通しについて解説してきました。

  • VWOの基本情報(株価・配当・リターンなど)
  • VWOの今後の見通し
  • VWOをどうポートフォリオに組み込むべきか

特有のリスクはあるものの、今後の経済成長が期待できる新興国市場にはうまみもあります。

VWOに投資してみたいと思ったら、自分のリスク許容度の範囲内で分散投資を心がけてみるとよいのかなと思います。

この記事があなたの役に立つようであればうれしく思います。