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ブログキーワード選定の具体例&失敗例【事例付き】。SEOセオリー誤解してない?

TIPS
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ブログのキーワード選定具体例&失敗例まとめ。実際に本弱小雑記ブログで強豪キーワードを狙いましたw。

 

SEOキーワード選定シリーズの記事第二弾になります~^^。前回記事はコチラ。

弱小雑記ブログでも検索上位表示! 具体例でスッキリ解るSEOキーワード選定の6つのテクニック。
これからのGoogle検索エンジン最適化ではコンテンツSEO+ロングテールSEOが必須。でも「雑記ブログ」はどうしたらいいの? 2017年2月にGoogle検索エンジンのアップデートが話題になりました。WELQなどのキュレーションサイト向け...

 

今回は実際に具体例&失敗例を出しながら、キーワード選定の重要なポイントについてまとめてます。

記事の後半では、実際に私が本ブログで、「青汁」というアフィリエイト競合地帯に果敢にも挑んでいった体験談を書いてますw。本ブログみたいな弱小雑記ブログでも、検索上位に専門特化アフィリエイトサイトがズラズラと並ぶキーワードの一角を切り崩すことは可能なんです。

 

本記事のテーマは、有名なSEOセオリー「サジェストワードを使え!」ってやつです

 

SEOセオリーって、色々あるんですよね。例えばこういうの。

100記事書けば検索上位表示される

とにかく毎日記事を書けば3か月でアクセスが増える

質の高い記事を書く(ユーザが求めている情報が…。文字数が〇〇文字以上ある…)

記述内容系(見出しタグ、titleタグ、metaタグ、altタグ)

内外リンク系(外部からの関連被リンク、サイト内の内部リンク、SNS…)

不正系(重複記事、コピーコンテンツ、相互リンク、キーワードの過剰な詰め込み…)

どれも「本質」を理解した上で使うなら正しいセオリーなんでしょうけど、言葉だけ字面だけがネットで拡散してるように思うんです。「本質」理解してます?

本質を理解せず思考停止したままSEOセオリーに従うと、使い方によっては逆SEOになることもあるんですよ。

 

今回は「サジェストワードを使え!」の本質に迫っていきますよw!(^^)!

 

 

サジェストキーワード・関連キーワードを使った失敗例。検索してる”人”が見えてる?

サジェストキーワードとは、検索窓に文字入れるとビローって下に出てくるやつです。メインキーワードと一緒によく検索されているキーワードですね。

キーワード系はKMfinderKOUHOラッコキーワードとかで調べている人が多いのではないかと。色々ありますけど詳しくは書きません。

 

ありがちな失敗例は、何も考えずに出てきたサジェストキーワードを上から順にどんどん記事に埋めていっちゃうケースですね。

例えばメインワード「クラウドソーシング」で、以下みたいなサジェストが出たとする。

で、こんな記事を書いちゃうパターンw。

 

メインキーワードの競合度が低い場合はこれでも上がるんだけど、それなりに人気のあるキーワードの場合、こんなんじゃまず検索上位に上がらない。

こういう記事を書いちゃう人は、自分の記事へのアクセスを少しでも増やそうと色々な関連ワードを詰め込もうとして、結果、誰に対して何を伝えようとしているのかわからない記事になってるんです。

キーワードしか見えてなくて、検索する”人”の顔が見えてない。

 

例えば「クラウドソーシング」というキーワードで検索する人には、以下のような人たちがいると類推されます(注:クラウドソーシング関連のペルソナ定義をちゃんとしたわけではないです。憶測なんで間違ってるかもwあくまで例ということで悪しからずw)。

クラウドソーシングを良く知らないが興味を持っている初心者。

クラウドソーシングを既に使ってて、より良いサービスを探してる(口コミを探す、イラストの仕事をしたいと思ってる、等)

クラウドソーシングで仕事を発注したいと考えている(イラストを発注したいと思ってる、等)

クラウドソーシングは使わないが、問題点を指摘している記事を探してる(搾取構造批判、コピーコンテンツ問題、等)

 

どういう検索意図のユーザをターゲットにするのか明確にするのは大事です。一例として、「仕事を受注したい人向けの記事」を書いたとします。その記事を発注したい人が検索から来て開いたとしても、「興味が無い」と閉じるだけです。

今のGoogle検索エンジンは検索者の満足度を非常に重視しますから、記事内容とマッチしない人のアクセスがいくら増えても、検索順位は上がらないわけです

 

 

検索順位上位に上がる”質の高い記事”とは「検索意図」「導線(キーワード)」「記事内容」の3つが完全にマッチングしていること。

 

以上を体系的にまとめます。よく言われる「質の高い記事」とは、「検索意図」「導線(キーワード)」「記事内容」の3つが完全に一致している記事のことです。

検索順位が上がらないのは、この3つのうち少なくとも1つ以上に問題がある可能性がありますね。

①検索需要がない記事(自己満足オナニー記事)。

②検索意図と記事内容はマッチしているが、キーワードが適切でない(検索者が記事を探せない)。

③検索意図と導線はマッチしているが、記事内容がマッチしてない(あるいは競合に負けている、またはオリジナリティに欠ける)。

 

「質の高い記事」=「記事の文字数」とか勘違いしている人も多いですが、記事の文字数を増やして検索上位に上がる可能性があるのは③のパターンのみです。そもそも、記事内容が検索意図とマッチしてなければ文字数を増やしても意味がないですし、逆に文字数を減らして簡潔にまとめた方が検索者のニーズに合う場合もあります。これは検索意図と検索者のペルソナ次第です。

また、キーワードをいじくり回せばアクセスが増えると勘違いしている人もいますが、キーワード見直しで上がる可能性があるのは②のパターンのみです。キーワードとは検索者が記事を探しやすくするための「目印」「仲介役」に過ぎません。キーワードをこねくり回しても記事自体のポテンシャルは変わりません。

 

分かりやすくサラリーマンらしく「会社の人材の価値」で例えてみます。

①「鼻くそを3秒で20個ほじくり出せる」というギネス記録級の高スキルを持ってる人材(※役には立たない)

②役に立つスキルは持ってるけど、ひきこもりで就職できない人材(※働きたくないでござる)

③「プログラミングスキルが高くWEBサービスを開発したいという希望はわかった。だが、わが社は葬儀屋でお坊さんを募集してるんだが?」

 

ね?同じでしょ?w

人間の社会における「価値」とは「需給」です。「需要」があり「供給」があり、それらをつなぐものがあって初めて「価値」になる。ブログも人材も本質は同じなんですよ。

 

最初の話に戻りますが「サジェストワードを使え!」というSEOセオリーの一文だけ読んで、本質を理解してないと、低品質記事を作成してしまう可能性があるわけです。

このSEOセオリーの本質は、対象キーワードに関する「想定される検索意図」と「検索者のペルソナ」を徹底的に調査した上で、実際のサジェストワードを分類して検索意図と紐づけていくべし。という意味です。

 

 

具体例①:検索上位でも「検索意図」と「記事内容」が乖離している場合は狙い目。検索需要・意図が変化することも。

さて、では実際の事例。実際に私が本ブログで「青汁」カテゴリーというSEO競合地帯に挑んだ記録ですw

 

最初にキーワード晒しちゃいます。複合キーワード「青汁 コスパ」です。

【2017/12/13】時点でGoogle検索順位2位あたりに出るはず(この記事を公開したら下がるかな?w)。ドメイン名に「aojiru」とか「青汁」が入っているような青汁特化アフィサイトがいっぱい出てきて壮観ですよw。本当は1位にしたかったんですが力及ばす…。

引用元:Google https://www.google.co.jp/

 

なぜ、このキーワードを選んだかと言うと、「検索意図」と「検索結果の記事内容」が乖離していると感じたからです

注目すべきなのは「コスパ」という言葉の解釈。コストパフォーマンス、費用対効果のことなので、この言葉の日本語的な意味として「①安いけど品質はそこそこ」「②高いけど品質はすごく良い」のどちらかと考えがちです。

ですが、実際には「コスパ」という言葉を使う検索者が探している商品は十中八九「①安いけど品質はそこそこ」の方です。

 

「コスパ」という言葉を使う検索者の想定ペルソナとしては、倹約家・どケチで常に安くて良いものを探しています。ゴチャっとしたショッピングサイトやドンキホーテとかも苦にせず、商品の山の中から1円でも安い商品を見つけて大喜び。青汁で検索したら高い商品ばかり出てきてイライラしていることでしょう。

一方、検索結果に出てくる多くのアフィサイトの訴求手法は「安い商品は良くない。高い商品は高いけど成分が良い。本当にコスパの良い商品はコチラ→通販系の高い青汁製品」という導線になっていて、「コスパ」という言葉を日本語の意味通りに解釈し、検索者の本当の心理を読み取れていないと想定されるわけです。

そこで、この需給の僅かなズレを狙って、私が実際に飲んでる楽天市場で売ってる安い青汁ばかりをまとめて「青汁 コスパ」というキーワードで記事を投入してみたわけです。

 

実際に検索上位であっても「検索意図」と「記事内容」がちゃんとマッチングされてないケースは多々あります。例え「青汁」みたいな強豪キーワードであってもです。また、検索意図や需要は時代の流れとともに変化するので、新たにスポットが生まれることもあります。

こういうポイントはSEO的に狙い目で、需要にマッチングできる記事をピンポイント投入すれば、うちみたいな弱小雑記ブログでも強豪地帯に切り込めるんですよ。ちなみに「乖離しているところだけを取れる」というだけで、「青汁」というメインキーワード自体を攻略できるわけじゃないので悪しからずw。

 

 

具体例②:サジェスト使わなくても良いんだよ?。本当にCV(コンバージョン)するキーワードは外にある。

さらに、そもそも根本的にサジェストワードは必ず使う必要があるわけじゃありません

「サジェストワードを使え!」のSEOセオリーを表面的にしか理解してない人は、「メインキーワード XXX」みたいな構成ばかりにしちゃうんです。さっきの例だと「クラウドソーシング XXXX」でXXXXのサジェスト部分を必死に考えだすパターン。

 

例えば、私のブログのこちらの記事。

新聞にぎって競馬場とか時代遅れです。無料競馬アプリ『KLAN』がスゴーく便利。
「競馬新聞」を「タブレット+KLAN+IPAT」に持ち替えれば、新聞代も浮くし、競馬場のゴミや人件費も削減できる。 「競馬場」って行ったことある人ならわかると思うんですけど、めっちゃ汚いんですよね(;´Д`)w。競馬新聞、ハズレ馬券、昼食の...

KLANという競馬データベースの紹介をしてます。このブログは雑記なんで、あまりガチのアフィはやってないですけど、この記事は以前は結構アフィリエイトがCVした記事でした(今はもうとっくにアフィは終了しており、年末にはサービス終了になりますが…)。

今は順位が落ちちゃってわかりにくいですけど、見ての通り「KLAN XXX」というキーワード主体で集客しているわけではないんです(わかりにくく、すいませんw。クエリを公開できる事例がコレくらいしかないw)。

引用元:Google Search Console https://www.google.com/webmasters/tools/

 

簡単に言うと、競馬ファンで競馬新聞を買うのを無駄と考えてる層に対して、競馬場にスマホやタブレットにKLAN入れていって新聞の代わりにすることで、新聞代を抑えたら?って提案してる記事です。

 

「KLAN」というサービスをオススメするのに、必ずしも「KLAN」というキーワードを使う必要はないんです。

むしろ潜在的な検索需要に対し、抽象的なキーワードで集客し、自サイト上でサービスの存在を検索者に認知させる方が、圧倒的に成果型アフィリエイトのCV率が高いです。逆に「KLAN XXXX」というサジェストワードを並べて集客してもCVしにくいです。このワードで流入する人は、既に「KLAN」を知っているか使っている人ですからね。

これは「サジェストワードを使え!」のセオリー外に見えて、実は本質的にセオリー通りなんです。だって、本質は「検索意図」「導線(キーワード)」「記事内容」の完全一致ですからね

本質を理解して柔軟にやるのが如何に大事かわかっていただけたかと思います^^。

 

よく「ペラサイトやミニサイトでPV少ないけど、CV高いんで、成果型アフィリエイトでめっちゃ稼いでます!」みたいなケースって、こういうセオリー外の流入経路のことが多いんですよ

検索者の悩みや願望や感情を的確に捉えたキーワード選定と導線設計が出来ているわけですね。そして、こういうのは一般的に行動心理や検索意図を綿密に調べてないと出来ない芸当です。

 

WEBマーケで言うところの「情緒訴求(感情訴求)か理性訴求か」みたいな話も絡んできます。一般的には理性訴求の方が検索では有利ですが、心理的ハードルが高いアフィほど「共感」と「感情訴求」を前に出したライティングが重要になります。

 

 

無駄なリライトで消耗してない?マッチングの乖離・ズレの解消が、検索上位に導く”記事リライト”の本質。

また、よくあるSEOセオリーの「記事リライトすると検索順位が上がる」も本質的には同じです

 

どんなに綿密に調査しても記事投稿段階では「予測」に過ぎません。

断言しますが、必ず間違った認識で記事を書く事態が頻繁に発生します。なぜかというと、多くの人が自分のブログに都合の良い検索者ペルソナ・検索意図を捏造するからです

 

なので、実際にインデックスさせてみて検索流入データを収集し解析した上で、客観的視点で需要・検索意図を再分析する必要があるわけです。

再分析の結果、「検索意図」「導線(キーワード)」「記事内容」のマッチングのズレを修正するのが「記事リライト」の本質です。最初の仮定に固執することなく、PDCAサイクルを回しながら「客観的」に調整していくことが非常に大事ですね

 

この記事もノウハウ記事なんで、具体例①・②と偉そうに事例を書きましたけど、全部、私の思い違いで、集客できた原因は他にある可能性もあるわけなんですw。あー、恥ずかしいww

 

「記事リライトが重要だ!」なんてSEOセオリーを表面だけ受け取って、本質を理解していないと、意味の無いリライトを繰り返すことになります。表現を変えたり、情報を追加したり、更新日を変えても、マッチングがズレたままなら検索順位は上がらないですからね。

ブログ・サイト運営で大事なことは、とにかく検索者の需要・意図・心理・行動に敏感になることです。これがおろそかだと、小手先のSEOテクニックでゴチャゴチャやっても、今のGoogle検索エンジンでは上がりません

 

 

最後に。あなたが「本質」を見失ってしまう理由・心理。

何度も「本質」という言葉を書きましたけど、最後にSEOセオリーの本質を誤解してしまう人のペルソナを推測してみます。

①SEOセオリーにすがっている。

たくさん記事を書いてもアクセスが増えず、他のブロガーがアクセスをどんどん伸ばしている状況で、「焦り」「不安」「嫉妬」の感情が生じます。そのため、先の見えないブログ運営に「SEOセオリー」という目印・拠り所を見つけようとするんですよ(根拠のない理で心の平穏を得ようとしている)。こういう人は本質を理解しようとはしません。わかりやすい表面的な「理」で、心理に発生した認知的不協和の解消行動をしているだけだからです。

②薄々気が付いているが行動できない。

集客は簡単ではありません。なので、学ばなければならない知識量の多さと得なければならない経験値の多さに臆しているのでしょう。また、既に集客できないブログ記事をたくさん投稿してしまっている場合、その記事を全て捨てるか、全てリライトしなければならないことに気が付きます。「今までの自分の努力が無駄になるかもしれない」という恐怖から、簡単にできる手法のみしか着手できず、思い切って方針転換に舵を切ることでできません。本質に薄々気が付きながらも、見て見ぬフリをしているのでしょう。

③本音を偽り真剣に取り組んでいない。

「努力しても結果が出ないかもしれない」という恐怖から、心理的な予防線を張り努力を放棄します。なぜなら、結果が出なかったとき自尊心が傷つくからです。真剣でないなら本質が見えるわけがありません。「集客や利益は目的としていない」「自分の書きたいことを書けばいい」なんて言っちゃう人が典型例。本当にそうならばブログで公開せずWORDにでも書けばいい。こういう人は「無知を他人に悟られるのを恐れ、プライドから”知らない・出来ない”ではなく”興味ない”という建前を掲げている」か「”他人に読んでもらうことで承認欲求を満たしたい”という本音を偽っている」のでしょう。こんな長い記事をこんな下の方まで読んでる時点で、あなたの本音は間違いなく「集客に興味がある」です。

 

厳しい書き方しちゃうと、これは全部心の迷い・弱さだと思います。一旦立ち止まって深呼吸して、自分の心理や自分のブログがこのような心理の牢獄に囚われていないか客観視してみるのも良いと思います

重要なのは圧倒的客観視

 

以上です!

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