コスパ・タイパ考えると自宅アイスコーヒーはどうするべきなのか?
水出しコーヒーを飲んだことはありますか。お店で飲む場合、コールドブリューやダッチコーヒーと言われています。
私は基本的にホットコーヒー派なのですが、暖かい季節になってくるとアイスコーヒーをゴクゴクいきたいですからね~。
一般的に水出しコーヒーはコスパが悪いと言われています。
味が薄くて美味しくないと言われたり、家で作るには時間がかかりすぎるという印象があるようです。果たしてそれは本当でしょうか。実際に比較してみると水出しコーヒーはコスパが悪いどころかコスパが最強であることが分かります。
急冷コーヒー・ホットコーヒー:1杯あたり30~40円くらい
水出しコーヒー:1杯あたり20~30円くらい
私は基本的に、ホットコーヒー(ドリップコーヒー)も水出しアイスコーヒーも楽天スーパーセールのときに「澤井珈琲」で買ってます。
楽天スーパーセールでメチャ安くなるので半年分くらい買い溜めします。澤井は安いのに味も良いので最高なんだよね。
そもそも水出しコーヒーとは何でしょうか。水出しコーヒーはコーヒー豆を直接水に浸して抽出・ろ過して作るコーヒーのことです。
一般的なアイスコーヒーは、熱湯でコーヒーを抽出・ろ過し、それを氷で急冷して作ります。水出しコーヒーは水で抽出する分時間がかかります。
また水出しコーヒーは水で抽出される分コーヒーの油分が溶けにくく、すっきりとした味わいになるのが特徴です。しかし、それゆえに味が薄くてまずいと思われがちです。
そのような要素をトータル的に考えてコスパが悪いと言われているのでしょう。でも実際のところどうなのでしょう?
今回は水出しコーヒーのコスパが悪いのか、それとも最強なのか具体的に掘り下げて考えてみることにいたします。
結論:水出しコーヒーのコスパは最強!香り優先ならホットにしろ!
水出し | 急冷式 | ホット珈琲 | |
---|---|---|---|
コスパ: | 1杯あたり20~30円 | 1杯あたり30~40円 | 1杯あたり30~40円 |
タイパ: | ◎ | 〇 | △ |
香り・風味: | × | △ | ◎ |
スッキリ: | ◎ | 〇 | △ |
実のところ水出しコーヒーのコスパは最強です。何と言っても難しいコツもなく手軽にアイスコーヒーを楽しむことができるからです。
価格にしても味にしても作り方にしても「ほぼほぼ完璧」と言えるでしょう。それゆえに水出しコーヒーのコスパは最強と言えるのです。
香りや風味が水出しコーヒーに足りないのは事実なのですが、そもそもアイスコーヒーに香りを求めるのはナンセンス。急冷式アイスコーヒーで僅かばかりの風味を上げるくらいなら、ホットコーヒー飲んだ方が良いです。
実際に水出しコーヒーがコスパ最強だと言える4つの理由を考えていきましょう。
コスパ最強の理由①「一杯あたりが安い」
コスパが最強だと言える1つ目の理由は水出しコーヒーの価格が普通のアイスコーヒーより安いことにあります。
例えば100g300円の豆を用意したとしましょう。1杯130ml分の水出しコーヒーを入れるのに必要なコーヒーの量は10gです。そうなると1杯30円という計算になります。
急冷式のアイスコーヒーは1杯130mlのコーヒーを入れるのに13gかかります。そうなると1杯あたりの値段は39円です。水出しコーヒーの方が安く仕上がりますね。
コンビニのアイスコーヒーは1杯100円から120円くらいです。量は少し多いかもしれませんが毎日飲むには少しコストがかかってしまいますよね。そう考えると水出しコーヒーのコスパは最強です。
また、コーヒーを作るのに当たって、特別な材料が必要ない分、一杯あたりが安いとも言えます。家にある豆を使えばよりコストを抑えられます。
その場合はお茶用のパックを買う必要がありますが、100円ショップで100枚近く入っているものなのでさほどコストは気になりません。材用費も合わせてコストがかからない、それが水出しコーヒーがコスパ最強と言える理由の一つになっているというわけです。
コスパ最強の理由②「味が美味しい」
コスパ最強の理由の2つ目は、水出しコーヒーの味が美味しいということです。水出しコーヒーの美味しさについて考えてみましょう。
水出しコーヒーはコーヒーの粉を直接水につけて抽出します。そうなるとコーヒーの油分が溶け出すことはあまりありません。コーヒーの粉の油分は香りやコクの元でもありますが、クセや雑味の原因にもなります。
しかし、水出しコーヒーは、そういった雑味えぐみがない柔らかいコーヒーを楽しむことができるんです。もちろんコーヒー独特の香りや風味はそのままです。熱湯で入れていない分香りも飛びにくいので美味しさが持続します。
コーヒーが苦手という人でも美味しく飲めるのがこの水出しコーヒーの素晴らしいところです。また1日にたくさんのコーヒーを飲む人にとってもすっきりとした味わいならタイミングを選ばずいつでも飲むことができます。
やはりコスパが最強と言って間違いないでしょう。
香りや風味が通常のコーヒーより劣るのは事実ですが、急冷式コーヒーも大して香りや風味は良くないです。「香りや風味を楽しむ場合はホットコーヒー」と飲み分けるのがオススメです。
コスパ最強の理由③「作り方が簡単」
コスパが最強と言える3つ目の理由は水出しコーヒーの作り方が簡単だということです。
お店ではコールドブリューというカッコいい名前がついてるので少しレベルが高いような気持ちになるかもしれません。
しかし、意外に思われるかもしれませんが水出しコーヒーは作り方がとても簡単です。コーヒーを水につければいいんです。水出しコーヒー用のバッグが売られています。それを使うと夏に家で麦茶を作るような感覚で水出しコーヒーを作ることができるのです。本当に簡単で誰でもできます。
水出し用コーヒーバッグを買わなくても、普段家にある豆を使って作れることも簡単と言える理由の一つです。
安くて美味しくて簡単、それこそコスパ最強ですよね!
コスパ最強の理由④「電気代がかからない」
水出しコーヒーのコスパが最強と言える4つ目の理由は電気代がかからないということです。
一般的なアイスコーヒーを作る時、まずお湯を沸かさなくてはなりません。水出しコーヒーにはその手間がないということです。お湯を沸かすって案外手間ですよね。
加えてそれを急冷するためにたくさんの氷を消費します。ここでの電気代にはもちろん氷を作ることは含まれていませんが、氷を作るのにも時間かかるため、その時間で水出しコーヒーができるのであればお湯を沸かす分が得ってことにならないでしょうか。
朝の忙しい時間に朝起きたらコーヒーができていて、コップに注げばいいまたはボトルに入れて会社に持っていけばいいとしたら最高ですよね。やはり水出しコーヒーはコスパ最強です。
水出しコーヒーの淹れ方と美味しさの秘訣
粉→濾過タイプ:美味しいけどフィルター濾過が面倒
ドリップバッグタイプ:やや味が劣るがコスパ・タイパ最強
では次に水出しコーヒーがなぜそれほど美味しいのか美味しさの秘訣を考えてみようと思います。コーヒー特有の香りや国にはかなり違いがあります。そしてかなり好みも違いますよね。
コーヒーの苦味の成分は水に溶けにくいので、お湯でないとほとんど溶け出すことはありません。試したことがない人がほとんどだと思いますが、水でドリップしてみるとコーヒーの味はほとんどしないんですよね。そのため水出しコーヒーはじっくり時間をかけて豆を抽出し美味しさを引き出す必要があります。
しかし、そこに引き出された美味しさには苦味がなく甘みのある旨味がたっぷり含まれています。水出しコーヒーの美味しさはクセや雑味があまりないことにあります。つまり万人受けしやすいということです。また毎日飲んでも飽きにくいということでもあります。
水出しコーヒーの入れ方
水出しコーヒーの入れ方を簡単に考えてみましょう。ここでは家にある豆とお茶パックを使った作り方を考えてみようと思います。最初に用意するものをご紹介します。
- 水(600から650ml)
- 挽いたコーヒー豆(50g)
- お茶パック
- ボトル(水全量が入るサイズ)
材料がシンプルでいいですよね。もし自宅でコーヒー豆を挽いている場合は、コーヒー豆を細かめに挽くことをおすすめしています。その方が味が抽出しやすいからです。豆の量の目安は水が600から650mlに対して豆が50gです。
まずは引いた豆をお茶パックに入れます。次にコーヒー豆を入れたお茶パックをボトルに入れます。そしてそのボトルに水を注ぎます。
水は常温の水道水で構いません。水道水が気になる方はミネラルウォーターでも大丈夫です。しかしコーヒーを作る時の水は軟水がおすすめなので、ミネラルウォーターを用意する場合は軟水のミネラルウォーターだとより良いです。
水の量を多くするとコーヒーが薄くなり水の量を少なめにするとコーヒーは濃いめの味になります。好みの量で調整してください。
次の工程はボトルを冷蔵庫に入れてコーヒーを抽出することです。時間は最低4時間、長くても12時間程度です。長くつければつけるほど濃いめなコーヒーを楽しむことができます。夜寝る前に作り、朝楽しむ人が多くいるようです。
コーヒーが抽出できたらコーヒーパックは必ずボトルから取り出してください。長くつけておくと苦味や雑味の原因になります。
コーヒーの抽出時間も好みです。ご自身にとってお好みの時間を探してみてください。自宅にあるコーヒー豆によってももちろん味が変わってきます。気軽に作れるので色々と実験してオリジナルの水出しコーヒーをぜひ楽しんでください。
水出しコーヒーは味が落ちにくい
水出しコーヒーの美味しさの秘訣は水出しコーヒーは味が落ちにくいということにあります。水出しコーヒーはお湯で入れない分、コーヒー豆の油が一緒に抽出されにくい特徴があります。油は酸化すると味が落ちていってしまいます。
熱が入らない水出しコーヒーは豆の油が落ちていないので酸化の速度も遅めです。そのため水出しコーヒーは味が落ちにくいと言われています。3、4日ぐらいなら参加しないで美味しく飲むことができるので作り置きもできますね。
水出しコーヒーの滑らかな口当たりとコーヒー本来の甘みを長い時間楽しむことができます。
【コスパ最強】水出しコーヒーにおすすめのコーヒー
どのコーヒーでも水出しコーヒーを作ることができます。自分の好みのコーヒー豆で作るのが一番です。とはいえコーヒーには煎り方や挽き方に種類があります。好みに合わせて選べますので、ここではその特徴に合わせた味わいをご紹介させていただきますね。
コーヒーの煎り方、つまり焙煎の度合いは大きく分けると3段階、さらに細かく分けると8段階の焙煎度合いがあります。いわゆる豆の焦げ具合ということですね。
水出しコーヒーのようにアイスで楽しむコーヒーは酸味がより強く感じられる分、焙煎時間が短いと酸味が出やすくなってしまいます。そのため水出しコーヒーは焙煎時間が長い中深煎り以上を選ぶのがおすすめです。
コーヒーの挽き方はコーヒーの味の濃さに関係しています。水出しコーヒーの場合あまり引き方が荒いと味が出にくくなってしまいます。個人的には細かめがおすすめですが、あまりに細かすぎても雑味が出やすいという難しさがあります。
しかし、急冷式のアイスコーヒーに比べると、ずっとスッキリと飲みやすい味わいなので、今までのアイスコーヒーのイメージとガラッと変わるかもしれません。中挽きから細挽きの間ぐらいでまず試していただいて好みに合わせて調整してみてください。
私はホットコーヒー(ドリップコーヒー)も水出しアイスコーヒーも楽天スーパーセールのときに「澤井珈琲」で買ってます。
セールでメチャ安くなるので半年分くらい買い溜めします。ビター系を買ってますけど、安いのに味も良いので最高です。
ホットコーヒー(ドリップコーヒー)
水出しアイスコーヒー
以下記事も参考にどうぞ。
水出しコーヒーのコスパは最強で、急冷式のアイスコーヒーに負けない本格的な味わいがあります。しかも自宅で気軽に簡単に作ることができます。
夜寝る前に水につけて冷蔵庫に入れて、朝出来上がったコーヒーを楽しむことができたら最高の1日のスタートになりそうですよね。簡単に用意できる材料で本格的なアイスコーヒーを作ることができます。
ぜひ自分好みのアイスコーヒーを目指して水出しコーヒーに挑戦してみてください。