VISAプリペイドカード「MIXI M(ミクシィエム)」の評価評判。メリットやデメリットを紹介!
ミクシィと言えばコミュニケーションサービスで有名ですが、実はウォレットサービスのMIXI M(ミクシィエム)を始めています(旧名称:6gram(ロクグラム))。
そこで今回は、MIXI Mの基本情報をはじめ、メリットやデメリットなどをくわしく紹介します。キャッシュレス決済に興味のある人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
最初に結論から言ってしまいますと、現状ではMIXI Mは微妙過ぎという評価です。
還元率0%なので使う利点が少ない
長期にわたるリアルカード発行停止など、対応が微妙
VISAプリペイドカードだけでなくJCBも使えるのが良い(でもJCB使わないけどw)
グループ機能があるのが良い(サークル活動や夫婦の共用資金を入れておくのに便利)
グループ機能を使いたい人以外は敢えてオススメするプリペイドカードではないです。
6gram時代は透明なリアルカードがカッコよかったのですがカードデザインが改悪された模様。さらに、ポイ活での使い道も現在は限定的です。
プリペイドカードも色々ありますが、普通に使いたい人は基本は以下記事で紹介した3カードのどれかで充分です。ただ、MIXI Mは今後に期待できるサービスなので、良くなってくるようなら使おうかな~。
MIXI Mとは?プリペイド機能を中心とした総合ウォレットサービス。チャージ方法は?危険性は?
MIXI Mは、SNSのmixiで有名な株式会社MIXIが運営する独自アプリを使ったウォレットサービスです。アプリからチャージ式のプリペイドカードを発行して、オンライン決済や街中で使うことができます。
急速にキャッシュレス決済が広がる中、MIXI Mはこれまでサービスごとに閉じられていた個人情報や決済情報などをコミュニケーションとも連携させられるように作られています。他の決済アプリではできなかったグループ決済が可能になった点で優れていますね。
安全性は?
ちなみに、運営会社である株式会社MIXIは、1999年に設立してから成長を続け、現在では東証プライム市場に上場を果たしています。SNSの運営やゲームアプリ開発などIT業界での業績は目覚ましく、個人情報の取り扱い方に対する信頼性や安全性は高いと考えて良いでしょう。
チャージ方法は3通り
MIXI Mのチャージ方法は、クレジットカード、Apple Pay、銀行口座の3つです。
クレジットカードはVisaかMasterCardブランドのみで、3Dセキュア認証に対応していることが条件となります。Apple Payに登録したクレジットカードやプリペイドカードを利用するのも良いでしょう。また、銀行口座は6つから選べます。
・三井住友銀行
・三菱UFJ銀行
・みずほ銀行
・りそな銀行
・埼玉りそな銀行
・関西みらい銀行
アプリ内でプリペイドカードが作れる
MIXI Mにチャージしたお金を決済で使うためには、アカウント残高にチャージした残高をプリペイド型バーチャルカード(VisaおよびJCB)にチャージする必要があります。このバーチャルカードは初期で用意されているもの以外にも、無料で新しく発行できます。
不安感のあるサイトで一度きりの決済用に新規発行し、不正利用対策を行うこともできます。
タッチ決済に対応
ウォレットサービスといえば、主にネットショッピングの決済に使うというイメージしかない人もいるでしょう。
ですが、MIXI Mのバーチャルカードは、Apple PayやGoogle Payに設定することでQUICPayが利用できます。QUICPayに対応した実店舗なら、タッチ決済が使えます。
MIXI Mのメリット。グループ機能が便利。リアルカード発行は無料ではないが安い。
MIXI Mは、単純な決済サービスにはない点に魅力が詰まっているので、利用するメリットを紹介します。
アプリを入れるだけで使える
クレジットカードの発行には審査がありますが、MIXI Mはプリペイド型なので、アプリをインストールすれば誰でも使えるのが魅力的です。さらに、バーチャルカードなので、手元にカードがなくても使えます。
利用できるまでの手順は簡単です。
1.アプリをスマホにインストールしてからアカウント登録する。
2.アカウント残高にチャージしてから、バーチャルカードにチャージする。
3.決済で利用する。
3の時点で、初期に用意されているバーチャルカードではなく新しいバーチャルカードを発行して使うこともできます。また、QUICPayによる実店舗での決済が目的なら、Apple PayかGoogle Payに登録も済ませておきましょう。
グループで使える
通常のプリペイドカードは、自分だけが使える仕様です。ですが、MIXI Mではグループ作成を利用することで、1つのカードをグループに参加している友達で共有することが可能です。
グループ作成は、あらかじめグループのカードにみんなでお金を出し合っておけば、割り勘をする必要がなくなるので便利です。
イベントの買い出しなど、みんなからお金を集めて何かをする場面ではかなり助かる機能です。家族内で共同利用するお金の管理にも役立ちます。
リアルカードを作ると利用店舗が増える
実はMIXI Mは、リアルカードが発行できます。発行されるリアルカードはVisaブランドです。
リアルカードを使えば、QUICPayに対応していなくてもVisa加盟店ではあれば利用できます。街中にあふれるVisa加盟店の数はかなり多いので、これは大きなメリットです。
リアルカードの発行には手数料として800円がかかりますが、年会費は無料で有効期限は3年あります。利用枠は1ヶ月あたり10万円〜50万円なので、日常的に使う分なら特に困ることはありません。
リアルカードの発行手数料は類似サービスと比べて安めです。ただ、長期間発行停止している期間があったり、うまくチャージできないという報告があったり、いろいろと問題もある模様。また、本人確認に使える書類の種類が少なく、運転免許証・マイナンバーカードなどがないと発行できないです。
MIXI Mのデメリット。還元率が0%。連携サービス無し。
次はMIXI Mのデメリットを紹介します。
還元率が0%
MIXI Mの最大のデメリットと言えるのが、利用してもポイント還元などが一切ない点です。通常のクレジットカードなら支払金額の1%以上ポイントでの還元があるので、ポイ活や節約したい人には何の得にもなりません。
ですが、アカウント残高にクレジットカードからチャージした場合、クレジットカードからのポイント還元は発生します。アカウント残高のチャージにポイント還元率の高いクレジットカードを利用すれば、還元率が0%にはなりません。
少しでも還元率を気にするのなら、アカウント残高へのチャージをクレジットカードで行いましょう。
3Dセキュア対応には別途で本人確認が必要
MIXI Mは、アカウント登録だけの状態では3Dセキュア認証が必要な買い物には利用できないので、本人確認の手続きが別で必要です。
本人確認の手続きはアプリから申請できます。必要書類の運転免許証かマイナンバーカードを用意したら、手続きを進めましょう。
1.まずは「アカウント」をタップする。
2.「個人情報」をタップし、「本人確認」をタップする。
3.本人情報登録および本人確認書類のアップロード
本人確認は原則平日対応なので、2営業日ほどかかります。少し手間ではありますし、JCBカードには3Dセキュア非対応なのですが、不正利用を防ぐためにも3Dセキュア対応にしておいた方が良いでしょう。
連携できるサービスが少ない
2022年2月からサービスが提供されたばかりなので、MIXI Mはまだまだ発展途上のアプリだと言えます。徐々に機能拡充はされていますが、現状では家計簿アプリなどに使用履歴の連携などには対応していないのが残念な点です。
連携できるサービスの少なさはいずれ改善されると思いますが、公式ホームページの2022年のロードマップでは具体的に言及されていないので、すぐには対応されないでしょう。2023年以降にどんな新サービスや機能追加が行われるか期待できます。
まとめ。現状では並のプリペイドサービス。将来に期待。
MIXI Mの最大の特徴はグループ機能です。友達同士でお金を出し合って支払いをする場面でとても便利なウォレットサービスと言えます。また、最大30枚まで発行できるバーチャルカードの特性を上手く利用することで、個人で使用する時の不正利用対策もできます。
現状では並のプリペイドカードに毛の生えたくらいの存在感ですが、今後様々な機能が追加されていけば革新的サービスになる可能性もあります。
連携サービスの拡充など、サービスとしてはまだまだな部分もありますが、MIXI Mの特徴に魅力を感じた人は、ぜひ利用してみてくださいね。