白米・玄米はそのまま常温放置すると虫・酸化で劣化する。最適なのは保存容器で冷蔵庫?5kgとか入らなくない?
お米食べてますか~?私もお米大好きで、発芽玄米とか毎日食べてます^^。
お米は置いておけばいつでも食べれますし備蓄に最適ではありますが、お米ってたくさんあると保存に困るんですよね・・・。
常温で袋に入れたまま放置していると色々と問題があるんですよ(玄米の状態ならばある程度は持ちますけど)。例えば以下。
酸化 | 精製した白米はそのまま置いておくと空気に触れてドンドン酸化していき、味も不味くなり健康にも良くない状態になってしまいます。玄米の状態ならある程度は酸化の進みが遅いのでそれなりに保存できますが(ただし玄米でも虫は防げない)。 |
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コクゾウムシ | お米の中に卵を植え付けて、お米を食べながら育つ黒い虫です。「米食い虫」の異名が付けられているくらいお米が大好き。ある程度暖かいと繁殖してどんどんお米が食い尽くされていきます。こんなやつです→【閲覧注意】。ヒィ~、こんなのお米の中に居たら食欲なくなるなぁ…。 |
ノシメマダラメイガ | 倉庫とか家庭とかでも繁殖する蛾の一種。この蛾の幼虫が、紙袋とか余裕で食い破る破壊力を持っていて、お米に限らず色々な食品を食い尽くします。ノシメマダラメイガの場合は、玄米の方が繁殖しやすいようなので、玄米保存の人も注意が必要。こんなやつです→【超閲覧注意】。ぎゃあああああぁぁぁ!!!! |
カビ | 冷蔵庫とかに入れれても夏場で状態悪いとカビが生えるんですよね。お米が黒くなってたり異臭がしたら注意です。発がん性・カビ毒とかあるので健康的に非常に良くないですよ…。 |
そこで、やはりお米もしっかり保存することが大事なんです!。保存方法として一般的なのは「冷蔵庫」か「無酸素保存」です。
冷蔵庫 | 冷蔵庫の野菜室に密閉容器に入れて保存します。手っ取り早く劣化を防ぎたい場合には最適ですね。ジップロックでもペットボトルでもタッパーでも保存容器は何でもOKと思いますけど、完全な外気遮断は不可能なので、あくまですぐ食べる分を入れる意識の方が良いと思います。 |
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無酸素保存 | 酸素に触れないように、ガスバリア袋に脱酸素剤とお米を入れて密封することで長期保存する方法です。布団圧縮袋に脱酸素剤入れてやってる人とかもいるようです。普通のビニールじゃダメなんですよね、酸素が通る小さな穴が空いてるので。酸素を完全遮断する袋に密封する必要があるんです。酸化も虫もカビも防げるので保存方法としてはベストですけど、再封入が面倒なのですぐに使うお米の保存には適さないです。 |
私が実践してるのは、すぐ食べるものは冷蔵庫の野菜室に空ペットボトルで保存。長期保存するものは無酸素保存にしています。
冷蔵庫だけだと、お米が5kg、10kgでも場所取って入らないですし、30kgとかあるともう詰むんですよねw。最近流行りのふるさと納税とか、大量のお米が届いたりしますからね。
「でも、無酸素保存なんて家庭で簡単にできるの?」って思う人がいるかもしれないですけど、今は「ネルパック」という商品があって、家で簡単に無酸素保存できるんです。
おこめ長持ち袋ネルパック(NelPack)の使い方・レビュー評判まとめ。「お米が冷蔵庫の野菜室に入らない!」にオサラバ!
おこめ長持ち袋「ネルパック」とは↑の写真のように「ハイガスバリア袋(Wチャック)」「ネルパック エージレス(脱酸素剤+酸素チェック剤)」「Wチャックをしっかり塞ぐための通し具」がセットになってる製品です(ガッツ棒で閉じる旧タイプのもあります。これは地雷なんですけどねw。まあ、あとで後述します)。
5kg用3セットでも1300円弱くらいと手ごろな値段で買えますし、特別な道具を使わずに家庭でスムーズに密封作業ができ、目安保存期間として約1年長期保存できます。
おこめ長持ち袋ネルパック(NelPack)の使い方は簡単です。
ガスバリア袋にお米をザーっと入れる
エージレスをお米の上に乗せる(ピンクの錠剤が外から見えるように置く)
2重チャックを閉め、青いプラスチックのをギュ~と通して、しっかり密封する
数日後にピンク錠剤が青くなってなければ脱酸素できてる証拠(青かったら失敗)
実際に私がやったやつが↓こんな感じ(5kg用に玄米をたっぷり投入)。
最初にガスバリア袋にお米を入れるときにちょっと安定しないので、少量のお米をスプーンで入れて袋が安定して立つようした後に、お米袋からザーっと入れると、いい感じにお米を詰め込むことができます。
その後、エージレスを外袋から出して入れると錠剤がちょっと青っぽくなります。説明書には青色と書いてありますけど、赤紫って感じですかね。上の写真は封入してから4日後の写真で、ちょっと青っぽかったのが完全にピンクになったところです。
↓こんな感じで袋がピチピチ状態になります(写真ではわかりにくいですがw)。空気は窒素8割酸素2割ですが、エージレスの脱酸素剤によって酸素だけが取り除かれ、その分だけ袋の内部の圧力が増すためです。
この便利な商品なんですが、Amazonでも楽天市場でも買えますが、実はAmazonでは旧タイプのものしか置いてません。
実はこの旧タイプが地雷。Wチャック方式ではなくガッツ棒で密封する方式なんですけど、めちゃくちゃ使いにくくて評判も悪いです。個人的な意見として、失敗したくないなら、絶対に新しいタイプのやつを買う方がいいですw。
ホームセンターでも売ってるところもあるかもですけど、私の近所では見かけないですね…。
ちなみに5kgの方がコスパ良さそうだけど、一人暮らしの人は2kgのがいいかも。なるべく直近で食べる分だけを冷蔵庫保存にするのが、野菜室を占拠することなく美味しくお米を食べるコツ。
ネルパックのエージレスは再利用するなら、交換用を買う以外にも、使い捨てカイロ(ホッカイロ)を使う手もある。
ネルパックの袋はそのまま何度でも使いまわすことができますので、基本的にエージレスだけ新しいものに入れ替えて再利用する形になります。上記のように交換用エージレスが3個で300~500円くらいで売っています。
袋は結構丈夫で普通に使ってれば破れたりもしないと思うので、基本はこの交換用エージレスの購入でOKかと。
あと、自己責任になりますけど「使い捨てカイロ(ホッカイロ)」で代用する手もあります。
エージレスの脱酸素剤も使い捨てカイロも原理は同じで、元は「鉄粉」ですから。無酸素状態になれば発熱しないので発火したりはしないと思いますが、使い捨てカイロは暖める目的に使われるので脱酸素スピードがエージレスよりも早そうですので、ちゃんと袋の中全体を無酸素化できるのか未知数です。
ムラなく脱酸素するために、複数のカイロを側面とかにも分けて入れた方が良さそう
使い捨てカイロを食品に突っ込むのに、食品衛生的な嫌悪感を感じない
エージレスアイ(ピンクの錠剤)は無いので、目視で袋のピチピチ具合で脱酸素できたか判断する
この辺りが許容できる人は自己責任でやってみてくださいね。
あくまで私の経験談ですが、あまりにたくさんお米があったときに節約のため一部をミニカイロで代用したことがあります。
カイロ保存したお米を食べましたけど、とりあえず問題なく今生きてますよw