- 最悪な『5人のモンスター』の存在が日本の職場労働環境が劣悪な理由。長時間労働・深夜残業……ブラック企業で奴隷のような人生を送りたい?
- 《タイプA》社員を社畜に洗脳したり、従業員を使い捨てにしたり、労働基準法・労働安全衛生法を無視するのが得意です。
- 《タイプB》自分だけでなく他人も巻き込む「うつ病量産クラッシャー」として社内の離職率を上げるのが得意です。
- 《タイプC》自分勝手な感情論で文句を言ったり人のせいにしたりして、迷惑お荷物社員になるのが得意です。
- 《タイプD》労働生産性の低下に著しく貢献したり、無駄な残業が多い給料泥棒社員になるのが得意です。
- 《タイプE》社会性と協調性が完全に欠如しており、空気を読まずに自由に生きるのが得意です。
最悪な『5人のモンスター』の存在が日本の職場労働環境が劣悪な理由。長時間労働・深夜残業……ブラック企業で奴隷のような人生を送りたい?
会社の金を着服して自分用の高級キャットタワーを購入したら、会社の資金繰りが債務超過になりそうなのだ・・。これはマズイのだ・・。何とかしないとなのだ。
翌朝の朝礼・・・。
《タイプA》社員を社畜に洗脳したり、従業員を使い捨てにしたり、労働基準法・労働安全衛生法を無視するのが得意です。
ピリピリ・戦々恐々とした職場の雰囲気や忙しい空気を社内に作り、社員に自主的に長時間労働させるように仕向けます。些細なことで厳しく叱責したり怒鳴りつけたり、仕事のミスを他の社員の前で見せしめのように指摘して晒し上げます。このようにすることで、社員の心に恐怖心を植え付け思考を停止させることで社畜としてコントロールしやすくします。不要な社員は精神的に追い詰めて社員自身から「辞める」という言葉を引き出します。
また、厳しくするだけでなく(戦略としての)優しさを見せたり、経営者の人間味を見せることもあります。このようにすることで好感を勝ち取り、社畜として「奉仕・貢献しなければ」という感情を呼び起こします。
朝礼や反省会などの社内行事や、飲み会・祝勝会などのイベントが大好きで、社員に連帯感を意識させて逃げられないようにします。労働基準法・労働安全衛生法は社員以上によく調べており、抜け穴を模索したり隠蔽するのが得意です。
ブラック企業経営者には「サイコパス」「自己愛性パーソナリティ障害」の特性がある人も多いそうです(全ての経営者がそうだと言っているわけではないので悪しからず)。これらは簡単に言うと「他人の気持ちが解らず、感情に共感する能力がない」「自分が大好きで、自分以外の他人は自分の為の駒でしかない」という思考プロセスをする人間です。
そして、この特性を持つ人は、統計的に資本主義社会では経営者として圧倒的に成功しやすいそうです。「成功者の特性=ブラック企業経営者の特性」ということですから、世の中にブラック企業が多いのもうなずけます。
彼らには悪意や罪悪感は一切ありません。前述した社員を脅したりコントロールしたりする過程も「社内を統制する効率的な方法論」と考え、機械のように淡々とやっているだけなのです。社員の涙など「弱アルカリ性の水分が床に落ちている」程度の現象としてしか把握していないでしょう。おそらく「自分は経営者として正しい選択をしているし、最も効率的に事業を維持する施策を打っているのに、なぜ世の中は自分を非難するのだろう?」と心から疑問に思っているのでしょう。
彼らは初めからこのような性格の人種なんです。経営者と社員という立場として分かり合えるはずがありません。「ワンマンブラック企業を変える」「社長に直談判」「社員の苦しみを伝える」みたいな話が、如何に無意味かということがわかるかと思います。
このようなタイプの人が経営する会社は「辞める」「逃げ出す」以外の選択肢はありません。
くろ社長オススメ♪
ブラック企業エピソードというと社員目線のものが多いのだ。「ブラック企業経営者の本音 (扶桑社新書)」はブラック経営者サイドから見た経営哲学が書かれた、異色のブラック企業本なのだ。クロもこの本で闇のマネジメント手法を学んでいるのだ~!
《タイプB》自分だけでなく他人も巻き込む「うつ病量産クラッシャー」として社内の離職率を上げるのが得意です。
日常的に自分からハードワークをしていて、夜も休日も会社で仕事をしている「典型的な社畜」です。スキルが高く仕事ができることが多く、社内でそれなりのポジションにいることも多いです。「長時間労働をするのが当たり前」という雰囲気を作り、社内に定着させていきます。
「〇〇日連続勤務」「深夜2時に仕事のメール返信をしてきた」「数日間、会社に泊まり込んでいる」などの数々の「超人エピソード」「社畜エピソード」を持っています。まさに「超高校級の社畜」です。
しかし、彼らは所謂「仕事が好きで趣味のように労働をしている人種」とは異なります。偽物です。
彼らは本心から仕事が好きなのではありません。背後にそれぞれの「事情」「現実」がある事が多いです。例えば「無趣味だったり仕事以外にやることがなく虚無感を感じている」「人に認めてもらいたい。偉ぶりたい」「仕事以外に承認欲求を満たす場所がない」「行き過ぎた競争社会で頑張らないと生き残れない」「家族や子供を養わないといけないので嫌でも働かないといけない」「家族との関係が悪化していて家に帰りにくい」など。
彼らは心が弱くストレスに弱いです。そのため「働かなければならない《現実》」と「働きたくない《本音》」のギャップ・認知的不協和を認められず、「仕事人間の自分・仕事が好きな自分」を演じ、他人をそして自分の心を騙しているんです。
このタイプの人はストレスで常にイライラしており、同僚や部下に攻撃的な発言・パワハラをすることがあります(本当に仕事が好きで趣味でやってる人達はこんなことしません)。「自分だけでなく同僚や部下にも残業を強要する。休ませない」「仕事外の個人的な感情で部下に当たり散らす」「些細なミスで何時間も説教する」など。
彼らは既に心が疲れ果てて、すっかり闇堕ちして人が変わってしまっています。楽しそうに仕事している人間や疲れていない人間は、自分と同じ状態まで引きずり落とさないと嫉妬心が収まりません。そのため、パワハラ行為をしたり長時間労働文化を作ったりして、自分の嫉妬心を正当化するのです。
自分が倒れるだけでなく他人も倒れてしまう状態が拡大していき、うつ病などの病気になる人や退職・離職する人が増えていきます。絶望は伝染するんだよ。
《タイプC》自分勝手な感情論で文句を言ったり人のせいにしたりして、迷惑お荷物社員になるのが得意です。
同僚や上司の悪口を本人の前で平気で言ったり、仕事の割り振りなどの些細なことで何時間も文句を言ったり、露骨に不機嫌な態度やワガママを言ったりして、職場の人たちを困らせたり、チームのモチベーションを下げる行動ばかりします。
プライベートでも会社の不平不満を引きずり、毎日のようにネットやSNSで会社や政治の文句を言ったり、人のせいにしたりしています。愚痴は多い一方で、自分から積極的に仕事に取り組んだり、転職・起業などの主体的行動を行うことは少なく、飼い慣らされた猫のように受け身な姿勢です(指示待ち人間)。
彼らは一言で言えば「大人の皮を被っている《子供》」です。頭に血が上りやすく感情の抑制ができず、社会人として必要な「大人の対応」ができません。
「上司を殴ってやる!」と心の中で思っても、普通の社会人の大人ならそんなことを口にしたり、ましてや実行したりはしません。しかし、彼らは仕事のストレスや不満が蓄積すると怒りの感情が爆発して、本当にやってしまいます。
一度ひねくれて拗ねると手に負えません。毎日のように大人げない発言・行動や不機嫌な態度などの迷惑行動を繰り返し、日々ルカナンをかけられているが如くチームのモチベーションと生産性を下げていきます。
幹部会議などでは「社内クレーマー」「問題児」などの異名を付けられ煙たがれます。当然、直情的な人間にはリーダー職や主要顧客の担当など、重要な仕事は任せられないので、スキルなども伸びていきません。
これに対しても本人は「チャンスがもらえない!」「評価基準がおかしい!」など人のせいにして筋違いの文句を言い出します。「なんもかんも会社が悪い!」と言わんばかりです。彼らは基本的に周りが見えず自分の事しか頭になく、自分の行動を客観的に内省することはありませんので、自分の評価が低い原因にも気が付きません。
「怒り」→「感情的な行動」→「社内で信頼がなくなる」→「評価が落ちる・スキルが伸びない」→「怒り」→「感情的な行動」・・・
と不毛なループに陥り、しばらくすると、見事にリストラ候補の「お荷物中高年社員」が生産されていきます。
《タイプD》労働生産性の低下に著しく貢献したり、無駄な残業が多い給料泥棒社員になるのが得意です。
タイプCの人が「子供」であるならば、タイプDの人は「汚い大人」です。表向きは会社に貢献していてマジメに働いている社員を演じていますが、本心は自分の仕事を減らすことと会社の金を搾取することしか考えていません。
日中は外出や昼寝をしていたり同僚と喋っていたりして、夕方から業務を始めて残業代を稼いだりします。「会社の業績?労働生産性?何それ。さーて、今日も夕方から仕事始めて残業代稼ごっと♪」などと考えているのでしょう。
頻繁にタバコ休憩に行ったり、ネットサーフィンするのが好きで、集中して仕事をしている瞬間はほとんどありません(さすがにBL妄想はしてないと思うがw)。自ら率先して日本の労働生産性の低下と長時間労働の促進に貢献しています。
無駄な会議や仕事をダラダラと時間をかけてやるのが得意で、新人が業務を効率化するEXCELマクロを作ったりすると、「そんなことしたら私たちの仕事が無くなるでしょ~」とニコニコしながらEXCELファイルをゴミ箱に放り込みます。また、全部紙にしないと気が済まず無駄に会議資料を印刷して配ったり、いまだにデッカイ電卓をパチパチ叩きながら書類を作ったりしています。会議中は話は全く聞かず、寝ていたりします。
実務能力やスキルは低いことが多いですが、一方で人当たり(上司・経営層に対してのみ)やコミュ力は高いことが多く、組織でのポジショニング能力に優れていることも多いです。
無駄なお喋りや休憩などを有効活用して社内に広く人脈を築いていたり、上司の懐に入り込むのが上手く上司のお気に入りになって評価を稼いでいたり、ちゃっかり社長の愛人になっていたりします。そしてそのポジションを活用して、社内で有利な立場を勝ち取ったり評価を高めたりします。
特にタイプCの人と仲が悪いことが多く、いつも無駄な口論をしています。
タイプCの人にとってみると、タイプDの人は「上司に取り入る能力」という自分には無い能力で評価を稼いでいるのが気に入りません。タイプCの人は子供ですから、くだらない嫉妬心でタイプDの人に無駄なケンカを売っていきます。
タイプDの人にとってみると、タイプCの人は自分がのし上がるための「踏み台」に最適です。うまく上司などを巻き込んでタイプCの人の攻撃を始め、話をどんどん大きくしていきます。
しかし、大多数の真面目に働いている社員は「くだらないことしてる暇があるなら仕事しろよ・・」と彼らを冷ややかな目で見ており、タイプCもタイプDも大して変わらない早く辞めて欲しい迷惑社員に過ぎません(だがしかし、こういう人達に限っていつまでも会社に残ってる)。
《タイプE》社会性と協調性が完全に欠如しており、空気を読まずに自由に生きるのが得意です。
社会性ゼロ協調性ゼロで集団行動はできず、空気を読まずに自由に生きるタイプです。「働いたら負けかな」と思ってるのに、何を間違えたのか会社に入ってきてしまった新人社員に多そうなタイプです。基本的に仕事も長続きしないので、いつの間にか辞めていることも多いです。
仕事中にスマホゲームしながら仕事していたり、入社2か月で有給を完全消化したり、部長や役員にタメ口で話したり変なあだ名を付けたり、担当顧客の担当者と不倫したり、フラっと会社を外出したままそのまま帰って来ずに退職になったり、などなど、ビックリな非常識行動で社内に伝説を残すのが得意です。
ブラック企業で疲弊し危ういところで何とか理性を保っている先輩社員たちに対して、空気の読めない発言・行動で最後のトドメをさすのが得意です。
彼らは社会や社内の常識を知らないだけですので悪気はありません。しかし、常識を身に付ける気もないと思うので、教えるだけ無駄かもしれません。会社員よりも自営業や自分で事業を興す方がまだ向いていると思います。くれぐれもタイプAの人にならないことを祈るばかりです。
一方、彼らの言っていることは社内の文化に染まっている人には見えない本質を突いていることもあり、必ずしも非常識とは限らない面もあるので注意が必要です。特にブラック企業などの場合は、このタイプの人が唯一闇に染まっていない存在と言えます。
新人を指導する立場の人は、どういう理由・意図で発言・行動しているのかちゃんと聞いて上げることが大事です。そこからチームを効率化する思いもよらないアイデアが出ることもあります(実際にありました)。
むしろ、「異質なもの」「新しいテクノロジー」「変化」を嫌い、頭ごなしに新人の意見を矯正しようとする老害オジサンが幅を利かせているような会社は、これからのAI時代に未来はありません。これからの組織には「絶え間ない変化」と「PDCAサイクルに基づいた効率化」が必要不可欠です。
※本記事は、別途たくさん収集させていただいているヒドイ部下・ヒドイ上司の体験談を元に、筆者が独断と偏見で特徴を整理してみたものになります。特徴が的を得てない部分もあるかもですがご容赦くださいm(_ _”m)。フィクションですよ~。
ブラック企業体験談
ブラック企業体験談記事が好評です。会社・職場ネタの記事もたまに書いてます~!(^^)!。