米国S&P500指数連動ETFは結局どれを買えばいいの?VOO・SPY・IVVを2026年最新で比較

株式投資における最適解のひとつとして知られる、S&P500に連動する代表的な3つのETF【VOO・SPY・IVV】。2026年現在、いずれも運用資産が数十兆円規模に達する超大型ETFとして、世界中の投資家に活用されています。
これから米国株で資産運用を始めようとしている人なら、それぞれ何が違うのかが気になりますよね。
結論をいってしまえば、経費率の面でVOO・IVVのどちらかがおすすめです。両社とも0.03%とSPY(0.09%)の約3分の1のコストで、長期積立には有利に働きます。
コスト面以外にも運用会社・流動性・積立対応など、細かな違いがあります。この記事では【VOO・SPY・IVV】を2026年時点の最新データで徹底比較し、選び方のポイントを解説します。
また、よく比較される全米株式ETFのVTIや、NISA・積立での活用法についても触れていきます。
この記事でわかること
この記事を読むと、ポートフォリオのコア候補となるS&P500 ETFの選び方が明確になります。
ぜひ最後まで読んでいってください。
S&P500について
NYダウやNASDAQとともに、米国を代表する株価指数のひとつです。
大型株を中心とした、米国の代表的な企業約500社からなる時価総額加重型の指数で、「世界最強の指数」などといわれることもあります。
NVIDIA、Microsoft、Apple、Amazon、Alphabet(Google)、Meta、Teslaといったマグニフィセント・セブンやGAFAMが上位を占め、米国経済の中枢に投資できる指数です。
※過去のパフォーマンスは将来を保証するものではありませんが、長期で成長を続けてきた実績は、資産形成のベースとしてS&P500を選ぶ投資家が多い理由のひとつです。
【VOO・SPY・IVV】の概要比較

| VOO | SPY | IVV | |
|---|---|---|---|
| 運用会社 | バンガード | ステート・ストリート | ブラックロック |
| 設定日 | 2010年9月9日 | 1993年1月22日 | 2000年5月15日 |
| 運用資産 | 約5~6兆円 (約350~450億USD) |
約7~8兆円 (約500億USD前後) |
約5~6兆円 (約350~450億USD) |
| パフォーマンス | 指数・市況により変動。過去の実績は将来を保証しません。 | ||
| 直近配当利回り | 約1.2~1.4% | 約1.2~1.4% | 約1.2~1.4% |
| 経費率 | 0.03% | 0.09% | 0.03% |
設定日・資産総額
最も歴史があるのがステート・ストリートのSPYです。
1993年設定なので、他の2社よりも7~10年早くS&P500に投資できるETFを設定していたことになります。
歴史がある分、運用資産も最大規模で、2025~2026年時点では日本円で約7~8兆円程度の純資産を運用しています。
投資は規模の世界なので、基本的には資産残高が大きほど優れたファンドです。
SPYは歴史・規模の両面で世界最大級のS&P500 ETFといえます。
トータルリターン
同じ指数に連動するETFなので直近トータルリターンに大きな差はありません。
5年トータルリターンはほぼ横並びです。
各ETF設定以降のトータルリターン推移は次のとおりです。
IVVの推移を見るとわかるんですが、2000年からの10年間は米国株式の低迷期。
10年間、S&P500であってもリターンがマイナスを推移した低迷期がありました。
こういった歴史はしっかりと把握しておきたいところです。



分配金実績・分配利回り
配当利回りは、約1.2~1.4%前後を推移している点で各ETFともほぼ同じです(2025~2026年時点)。
近年は株価の上昇ペースが急激なこともあって、利回りは低下傾向にあります。



経費率
経費率は、はっきりとした差があります。
後発のVOO、IVVは資産総額でトップを走っているSPYに追いつこうと、しれつな経費率の値下げ合戦をしています。
経費率は投資家にとって直接の運用コストなので、シビアにみる必要があります。
とはいってもSPYと他2つの差は0.06%。100万円を1年運用してかかる手数料差は約600円です。30年積み立てなら複利で効いてくるため、長期ならVOO・IVVのコストメリットは無視できません。
それほど大きな差ではないですが、投資額が大きく投資期間が長くなってくると、ジワジワと効いてきます。
今からS&P500に投資するなら、コスト面でVOO・IVVを選ぶ投資家が多いです。一方、SPYはオプション取引が活発でデリバティブ戦略を組みたい人にも向いています。
【VOO・SPY・IVV】構成上位銘柄の比較
上位10銘柄の構成比率[%]の目安です(2025~2026年時点)。S&P500は時価総額加重のため、NVIDIA・Microsoft・Appleなどのマグニフィセント7が上位を占めます。
| 銘柄 | VOO [%] |
SPY [%] |
IVV [%] |
|---|---|---|---|
| NVIDIA | 約7~8 | 約7~8 | 約7~8 |
| Microsoft | 約6~7 | 約6~7 | 約6~7 |
| Apple | 約6~7 | 約6~7 | 約6~7 |
| Amazon.com | 約3~4 | 約3~4 | 約3~4 |
| Alphabet(Google) | 約3~4 | 約3~4 | 約3~4 |
| Meta | 約2~3 | 約2~3 | 約2~3 |
| Broadcom | 約2~3 | 約2~3 | 約2~3 |
| Tesla | 約1~2 | 約1~2 | 約1~2 |
| Berkshire Hathaway | 約1~2 | 約1~2 | 約1~2 |
| United Health | 約1~2 | 約1~2 | 約1~2 |
※2025~2026年時点の目安。正確な比率は各運用会社のウェブサイトでご確認ください。
2024~2025年のAIブームでNVIDIAが時価総額を急伸させ、S&P500でもトップウエイトに。3銘柄とも同じ指数に連動するため構成銘柄・比率はほぼ同一です。
【VOO・SPY・IVV】セクター比率の比較



セクター比率の比較です。
少しずつ違いがありますが、ほぼ同じと見ていいでしょう。
【VOO・SPY・IVV】リアルタイム株価チャートの比較

VOOが設定された2010年以降の株価を比較したチャートです。3銘柄ともS&P500に連動するため、値動きはほぼ重なります。
同じ指数のS&P500に連動しているので、3本のチャートはほぼ一致して動きます。
全米株式ETF【VTI】との違い
S&P500連動型とよく比較されるETFに、全米の株式に投資するVTIがあります。
どちらに投資すればいいのか迷う2銘柄ですよね。
同じバンガード社VOOとの概要比較です。
| VOO | VTI | |
|---|---|---|
| 設定日 | 2010年9月9日 | 2001年5月31日 |
| 運用資産 | 約5~6兆円 | 約5~6兆円 |
| パフォーマンス | 指数・市況により変動。過去の実績は将来を保証しません。 | |
| 直近配当利回り | 約1.2~1.4% | 約1.2~1.4% |
| 経費率 | 0.03% | 0.03% |
| ベンチマーク | S&P500種指数 | CRSP米国総合指数 |
| 投資対象 | 大型株中心500社 | 大中小型株3500社以上 |
| 算出方法 | 時価総額加重平均型 | 時価総額加重平均型 |
資産規模やパフォーマンスで大きな差はありません。いずれも米国株式の代表的なETFです。
一番の違いはVOOが米国の大型株500社に投資するETFなのに対し、VTIは中小型株も含めた全米3500社以上に投資していることです。
VTIは米国に丸ごと投資するETFです。
時価総額は小さいですが、中小型株の成長も取り込めるのがVOOとの違いです。
米国は企業のイノベーションが起きやすい環境なので、次のGAFAMになるかもしれない企業の成長まで取り込めるのは魅力ですね。
VOOとVTIの株価チャートを比較してみるとその差がわかります。
2011年からの10年間のチャートではVOOとVTIの間に大きな差はありません。
一方、直近数年で比較すると、時期によってはVTIの方がVOOをアウトパフォームする局面もあります。
中小型株の成長が大型株を上回る局面では、VTIが優位になりやすい傾向があります。
どちらも米国全体の成長に投資するETFとして間違いがないので、あとは好みの問題になるかと思います。
ちなみに僕はVTIをポートフォリオの軸にしています。
米国上場ETFはどこで買えばいいのか?最初の選択が未来を左右する

「米国ETFに投資したい。でも、どの証券会社を選べばいいのか分からない。」
その迷いは、とても自然なものです。ですが実は――証券会社選びこそが、資産形成のスタートラインです。
手数料の違い、取扱銘柄の数、ポイント還元、アプリの使いやすさ。一つひとつは小さな差に見えても、10年・20年と積み重なれば大きなリターンの差になります。
だからこそ、最初の選択を軽く考えてはいけません。
米国上場ETFは主要ネット証券で購入可能
米国上場ETFは、楽天証券やSBI証券などの主要ネット証券で購入できます。
どちらも多くの個人投資家に利用されており、米国ETF投資を始めるうえで有力な選択肢です。
- 低コストの人気ETFを多数取り扱い
- スマホ・PCから簡単に注文可能
- 一部ETFは取引手数料が無料または低水準
- 楽天ポイントやTポイントを使った投資が可能
- 積立サービスにも対応
米国市場の代表的な指数に連動するETFや、高配当ETFなど、長期投資に適した銘柄が揃っています。
投資はコストとの戦いです。
経費率や手数料の差は、長期になればなるほど効いてきます。
スマホひとつで世界最大の市場へアクセス
口座を開設すれば、あとはアプリを使って数タップで注文できます。
通勤中でも、自宅でも、外出先でも。ニューヨーク市場に上場するETFへ直接投資できる時代です。
投資を続けるうえで大切なのは「手軽さ」。操作が簡単で分かりやすいことは、長期投資の継続力につながります。
ポイント投資や積立サービスも活用できる
楽天証券では楽天ポイント、SBI証券ではTポイントなどを使った投資が可能です。
日常生活で貯めたポイントを、そのまま資産運用に回せる仕組みは、投資初心者にとって大きな安心材料になります。
さらに、米国ETFの積立設定にも対応しているため、
- 毎月一定額をコツコツ積み立てたい
- タイミングを気にせず投資したい
- ドルコスト平均法を活用したい
という方にも適しています。
相場を完璧に読むことはできません。だからこそ、仕組みで淡々と続けることが重要です。
注意点:すべてのETFがどこでも買えるわけではない
ETFの種類によっては、取引できる証券会社が異なる場合があります。
「買おうと思っていた銘柄が取り扱い対象外だった」というケースもありますので、事前に確認することが大切です。
証券会社ごとの取扱銘柄一覧をチェックしてから口座開設を検討しましょう。
まだ証券口座を開設していない人へ
米国ETF投資を始めるには、まず証券口座が必要です。
このサイトでは、口座開設の案内を掲載している証券会社があります。
口座開設は必ずご自身の判断で行ってください。
証券会社によって、
- 口座開設時の条件
- キャンペーン内容
- ポイント還元率
- 手数料体系
などが異なります。重視するポイントによって最適な選択肢は変わります。
▼楽天証券の特徴はこちら

▼楽天証券とSBI証券の比較はこちら

すでに証券口座を持っている人へ
すでに証券口座を持っている場合でも、複数口座を活用することでより効率的に資産形成できる可能性があります。
- 取扱銘柄の違いを活用する
- ポイント還元を使い分ける
- キャンペーンを有効活用する
楽天証券とSBI証券は、米国ETFの取扱いが広く、活用価値の高い証券会社です。
ただし、複数口座の管理には手間も伴います。
▼複数口座活用の詳細はこちら

複数銘柄・複数口座を使った効率的な資産形成を実施していきましょう。






まとめ:VOO・SPY・IVVでアメリカの成長に相乗りしよう

いかがでしたか?
S&P500に連動する3つのETF【VOO・SPY・IVV】について比較解説してきました。
どれを選んでも米国の成長にまるっとのれるETFです。
経費率の面ではVOO・IVVが0.03%と有利ですが、SPYは流動性・オプション取引の活発さに強みがあります。長期積立ならVOO・IVV、トレードやデリバティブも検討するならSPYという選び方も可能です。
くれぐれも投資は自己責任でお願いします。
この記事があなたの役に立つようであればうれしく思います。


