- フードロス通販サイト・無料配布サイト7選!各サイトの特徴を解説
- 食品ロス(フードロス)とは?
- 食べ物を無料でもらえる訳がない!SDGsが「ビジネス」であり無料廃棄食品アプリが地獄な理由
- 「タダヤサイ」規格外野菜が抽選で無料でもらえる
- 「フリフル」規格外の廃棄食品無料配布メインの優良サイト
- 「トクポチ」賞味期限近い加工食品のショッピングサイト
- 「Otameshi」廃棄寸前商品のショッピングサイトだが安いし寄付あり
- 「ロスヘル」規格外野菜・果物のサブスクサービス(割高)
- 「ロスゼロ」食品ロス廃棄品サブスク(割高だが寄付あり)
- 「tabeloop」フードロスのマッチングサイト(寄付あり)
- ガチで生活に困ってる人へ:「日本もったいない食品センター」「ジモティー」
フードロス通販サイト・無料配布サイト7選!各サイトの特徴を解説
「食品をなるべく安く買いたい」と考えている人におすすめしたいのが、フードロス通販サイトです。
フードロス通販サイトでは、無料で食品が配布されていたり、お得に食品が購入できたりといったメリットがあります。
一方で「SDGs」「エコ」「フードロス」「エシカル消費」「食品ロス削減」を謳った情弱狩りアプリ・サイトも多いので注意が必要です。
フードロス界隈は「食べ物がタダで欲しい消費者」「SDGsをネタに金儲けしたい業者」ばかりで、本当に食品ロスについて考えている人が少ないという地獄絵図
食品ロスを謳うサービスには「本当に食べ物を無料でもらえるサービス」と「”フードロス”を売り文句にして食品を売ったり飲食店を紹介するサービス」の2つがある
廃棄食品無料アプリはほぼ後者で、中には普通に買うより割高な詐欺業者もいる
この記事では、フードロスとは何かを分かりやすく解説し、フードロス通販サイト7つの特徴を紹介しています。
あなたに合うサイトが見つかりますので、ぜひ参考にしてくださいね。
食品ロス(フードロス)とは?
食品ロスとは「本来食べられるのに捨てられる食品」のことをいい、事業系食品ロスと家庭系食品ロスの2つに分けられます。
事業系食品ロスとは食品に関わる事業が捨てている食品のことで、小さな傷があるものや形がよくないもの、おいしい時期を設定した賞味期限が切れた加工品は廃棄物となり、食べられる食品でも店頭に並べません。
家庭系食品ロスとは家庭で捨てられる食品のことで、料理の作り過ぎでおきる食べ残しや、食べられる部分を切って捨てること、未開封のまま食べずに捨てることが当てはまります。
日本の食品ロスの量
日本の年間食品ロスの量は612万トンにものぼり、たくさんの食べられる食品が廃棄されています。
国民1人あたりに換算すると、毎日お茶碗1杯分のご飯を捨てているのと変わらない量になります。
途上国には十分な食品が食べられず栄養不足で苦しんでいる人がいますが、日本を含む先進国では食べられる食品を廃棄しているのが現状です。
食品ロスの問題
廃棄食品は可燃ごみとして破棄され、水を含む食品は運搬や焼却の際に二酸化炭素を排出するため環境悪化につながります。
そして国連による世界人口2019年版によると、世界全体で見ると人口は増加傾向であり、2050年の人口は今よりも20億人増え、約97憶人にものぼるといわれています。
このまま食品ロスが続くと、将来的な人口増加による食料危機に対応できなくなるのです。
フードロス問題を解決するため、安全性に問題のない食品を届ける通販サービスが生まれています。
食べ物を無料でもらえる訳がない!SDGsが「ビジネス」であり無料廃棄食品アプリが地獄な理由
アプリを調べると、フードロスや廃棄食品を謳ったアプリがたくさん出てきます。
しかし、大半は”フードロス”を売り文句にして、割高な食品を売っていたり飲食店を紹介するだけのアプリだったりすることが多いので注意が必要です。
スマホ用のアプリをわざわざ製作するのって、とてもお金がかかるんですよ。
本当に無料で食品を配布しているようなサービスが、わざわざお金をかけてアプリなんて作るわけがないことは少し考えればわかります。アプリをわざわざ作るのは、作っても利益が出ると計算が成り立つからです。
「SDGs!」「フードロスを削減しよう!」の理念自体は大変すばらしいのですが、実際の社会ではビジネスとして利用されてしまっているという地獄があります。
もちろんこれは業者だけが悪いのではなく、「食べ物がタダで欲しいだけ」の消費者にも責任があります。
今後は状況も変わってくるかもしれませんが、今のところ本当に食品を無料配布しているサービスは、次項以降で紹介するウェブサイト形式のサービスばかりです。アプリはあまり期待しない方がよいです。
「タダヤサイ」規格外野菜が抽選で無料でもらえる
⇒公式サイト:https://www.tadayasai.com/
タダヤサイは、規格外の食品が無料でもらえる抽選と販売商品がある通販サービスです。
無料でもらえる食品は、抽選に応募して当たると送料のみで自宅に届きます。
無料食品の抽選は1週間に1回、当選人数は10名と少ないため当たりづらいですが、食品をタダで手に入れるチャンスがあるのは嬉しいですね。
販売商品が豊富にあり、キャベツや玉ねぎなどの野菜、メロンやオレンジなどの果物、茶葉、ジュースも取り揃えています。時期によって食品のラインナップが変わります。
野菜は何種類もあるセット商品や単品の商品もあるため、必要に応じて注文可能です。
タダヤサイで取り扱っている食品は、スーパーなどに並べない規格外な商品であるだけで味はおいしいと好評です。
使い方・支払い方法・注意点
抽選に応募するには、タダヤサイの会員登録とメールマガジンの登録が必須です。
料金支払いはクレジットカード、コンビニ決済、銀行振込、代金引換があります。
商品によって送料が異なり、一部送料無料の商品があります。
タダヤサイで取り扱っている販売商品は安いわけではないため、食品の安さを求めるのであれば他のサイトのほうが良いかもしれません。
また商品によっては一部対応外のエリアがあるため、購入の際はよく確認しましょう。
「フリフル」規格外の廃棄食品無料配布メインの優良サイト
⇒公式サイト:https://sustainable.furifuru.com/
フリフルは、規格外の食品を無料プレゼントする抽選を行っており、生産者の広報活動を担っているサービスです。
フリフルの会員は、会員ではなくサポーターとよばれ、「共に創る」をスローガンとしているのが特徴です。
サポーターは旭化成ホームプロダクツやブルドッグソースといった大手企業があり、過去には企業とのコラボイベントも実施していました。
また購入できる商品もあり、野菜セットや野菜スープ、ドーナツなどを取り扱っています。
しかし購入できる商品のラインナップが少ないため、購入目的では活用しづらいです。
フリフルの活動
フリフルは全国各地でマルシェを開催したり、公式サイトではフードロスの発信やレシピを紹介したりなどもしています。
公式サイトではフードロスの情報を発信しているため、フードロスを勉強したい人や気になる人にとって役立つ情報がたくさんありますよ。
使い方・支払方法・注意点
抽選に応募するにはサポーター登録が必要で、Twitter、Facebook、メールアドレスでの登録ができます。
SNSでの当選報告が必須のプレゼント企画もあり、SNSのアカウントを持っている人にとっては有利な抽選です。
無料プレゼントの食品は、送料がかかるものと送料無料のものがあります。
なお、送料の支払い方法は代金引換のみです。今後クレジットカード決済も導入予定のようです。
「トクポチ」賞味期限近い加工食品のショッピングサイト
⇒公式サイト:https://tokupochi.com/
トクポチは食品業者と提携して商品を販売しており、賞味期限が近い商品が月額会員であれば定価の60%OFFで購入できるサービスです。
またサイトに商品が掲載される期間が長くなるほど、割引率がアップし、最大無料で手に入る商品もあります。
トクポチのカテゴリーは缶詰・飲料・お菓子・調味料・レトルト食品・サプリメント・冷凍食品・ペットフードの8つです。
月額会員プランについて
月額会員はスタンダード会員とプレミアム会員の2つのプランがあります。
2つのプランの違いは年間費と割引額になります。
スタンダード会員は年間費が1,560円(税込み)、月々にするとたったの130円です。
割引率は60%からスタートし、1ヶ月ごとにプラス10%OFF、5ヶ月目に無料になります。
プレミアム会員は年会費が3,960円(税込み)、月々にすると330円です。
割引率は80%からスタートし、1ヶ月ごとにプラス10%OFF、3ヶ月目に無料になります。
トクポチで多くの商品を購入したい人や、たくさんの割引を受けたい人はプレミアム会員がおすすめです。
使い方・支払い方法・注意点
トクポチの使い方は会員登録後、月額会員のプランを選択すれば、買い物画面に進めます。
支払い方法はクレジットカードのみとなります。
お住まいの地域・商品の重さによって送料が異なるため、購入の前に公式サイトで確認しましょう。
「Otameshi」廃棄寸前商品のショッピングサイトだが安いし寄付あり
⇒公式サイト:https://www.otame4.jp/
Otameshiは賞味期限が近い食品やパッケージの変更により破棄することになった商品などを買い取って定価よりも安く提供し、買う人がお得に購入できるサービスです。
商品によって割引率が異なり、10%OFFから最大80%OFFで商品が購入できます。
カテゴリーは食品、スナック・菓子、飲料、日用品、美容・健康があり、食品以外の商品を取り扱っているのが特徴です。
サプリメントやスキンケア用品、ハンドソープやキッチン雑貨もあり、ホームセンターのような品揃えをしています。
商品を購入するだけで寄付が可能
Otameshiの商品を購入するだけで、国境なき医師団や動物愛護協会、日本自然保護協会などへの寄付ができるため、社会貢献にも繋がります。
寄付金額は商品に応じた金額が決まっており、寄付先は商品をカートに入れた際に選べます。
使い方・支払い方法・注意点
会員登録後に商品の購入が可能となります。
3,980円以上の商品を購入した場合は送料無料、3,980円未満の場合は770円の送料がかかります。
送料無料の商品を購入した場合は、送料がかかりません。
沖縄・離島に住んでいる人は利用ができません。
支払方法はクレジットカード、PayPay、Amazon Pay、LINE Pay、Atone(翌月コンビニ後払い)が利用できます。
「ロスヘル」規格外野菜・果物のサブスクサービス(割高)
⇒公式サイト:https://losshelp.jp/
ロスヘルは規格外の野菜や果物が、市場価格の最大30%OFFでサブスク購入できるサービスです。
サブスクには選べるコースが3つあり、配送頻度は1ヶ月に1回、または2週間に1回が選べます。
3のコースを詳しく紹介します。
・Sパック 2,052円(税込み)+送料330円
1人暮らしや2人世帯向けのコースで、4~7種類の野菜や果物を取り揃えています。
・Mパック 3,186円(税込み)+送料385円
ロスヘルで一番人気のコースです。
3~4人家族向けで5~8種類の野菜や果物を取り揃えています。10日程度で消費できる目安の量となっています。
・Lパック 5,292円(税込み)+送料550円
3~4人家族だと20日程度、5~8人家族だと10日程度で消費できる目安の量となっています。6~9種類の野菜や果物を取り揃えています。
お試しパックあり
「いきなりサブスクを使うのは不安」「どんな感じか試したい」という人向けに、ロスヘルではお試しパックもあります。
お試しパックでは、ロスヘルで一番人気のMパックを1回だけ試すことができます。
価格は3,186円(税込み)+送料385円とサブスク料金と変わりませんが、次回の購入で使える30%OFFクーポンがついているのでお得です。
使い方・支払方法・注意点
ロスヘルの利用方法は、会員登録後にサブスク利用するコースと配達頻度、出荷する曜日を選びます。
支払い方法はクレジットカードのみです。
野菜と果物の内容はおまかせで自分では選べないため、好きでない野菜が届くことがある点には注意しましょう。
「ロスゼロ」食品ロス廃棄品サブスク(割高だが寄付あり)
⇒公式サイト:https://www.losszero.jp/
ロスゼロは規格外の商品やシーズン商品、賞味期限が近い商品など、さまざまな理由で発生する食品ロス予備軍を、お得な価格で消費者につなぐサービスです。
カテゴリーは食品、お菓子、ロスゼロ不定期便があります。
製品化されなかった高品質な原材料をつかったオリジナルのブランドRe:You(りゆう)では、上質なお菓子が購入できます。
ロスゼロは食品や売り上げの一部を、子ども食堂の支援や障がい者就労施設へ寄付しており、社会貢献したい人におすすめできるサービスです。
ロスゼロ不定期便とは
ロスゼロ不定期便は、食品ロスになる前の商品が2ヶ月に1回届くサービスです。
手元に届くまで何が入っているか分からないので、ワクワク感も楽しめる商品となっています。
中身がわからない理由は、定価で購入した人への配慮や転売防止目的のためです。
価格は5,000円と安くはないですが、中身は市場価格10,000円以上の商品がつまっています。
ロスゼロ定期便は初回限定プレゼントがあり、シークレット商品が1点、500円クーポン、新規会員登録でさらに300円分のポイントが付与されます。
沖縄・離島はサービス対象外です。
使い方・支払方法・注意点
ロスゼロは会員登録をしなくても購入でき、商品ページから商品を選択すると購入画面へ進みます。
支払方法は、クレジットカード、PayPay、Amazon Pay、LINE Pay、楽天Pay、メルペイ、auPay、paidyに対応しています。
宅配便の送料はお住まいの地域によって異なり、高額特典10,800円(税込み)を購入の場合は送料が無料になります。
商品によって送料無料の商品がありますが、沖縄県・離島にお住まいの方は1,000円かかります。
ゆうパケットを利用する場合、送料は全国一律350円です。
「tabeloop」フードロスのマッチングサイト(寄付あり)
⇒公式サイト:https://tabeloop.me/
tabeloopは食品ロスを減らしたい売る人と、安く商品を買いたい人をつなげる、食品のマッチングサイトです。
食品は魚介やお米、果物、野菜、乳製品、飲料、アルコール、お菓子、アイス、麺類、総菜など幅広く取り扱っています。
非表示価格となっている商品の中には、なんと「1円」で販売されいるお宝商品も。
会員登録すると出品情報をいち早く受け取ることができ、お得に買い物ができます。
tabeloopeはネット通販だけでなく店舗展開しており、東京都世田谷区に「たべるーぷショップ三宿店」をオープンしました。
売り上げの一部は飢餓撲滅団体へ寄付
tabeloopの売り上げの一部は、FAO(国際連合食糧機関)、国際連合食糧農業機関駐日連絡事業所など、飢餓撲滅団体へ寄付されます。
「食事に恵まれない人たちへ寄付がしたい」という人におすすめしたいサービスです。
使い方・支払い方法・注意点
tabeloopは会員登録後、商品を選んで購入画面に進みます。
支払い方法はクレジットカード、銀行振込に対応しています。
送料は商品によって異なり、商品の中には送料無料の商品もあります。
tabeloopが商品の管理をしているわけではなく、売り手が商品の管理と発送をしているため、配送方法や料金、配送方法など注文の都度確認することが必要です。
ガチで生活に困ってる人へ:「日本もったいない食品センター」「ジモティー」
ちなみに・・・・。
「フードロス」はあくまで生活に余裕のある人が、日々の生活をちょっとだけオトクにしたり、廃棄食品の有効活用で社会貢献したりするためのサービスです。
「普通に生活に困ってます!」「普通に食べ物が欲しいです・・・」という人は、普通に生活保護や社会保障を活用してください。
・・・って、言っても話聞かないんだよね。こういう人に限って。
ガチで生活に困っている人は、どうしてもという場合は、上記だけでなく以下サービスの併用をオススメします。
日本もったいない食品センター
⇒公式サイト:https://www.mottainai-shokuhin-center.org/support/
「日本もったいない食品センター」はビジネスでやってる業者ではなく福祉のためのNPO法人であり、福祉施設・各支援団体・個人等の食料品が必要である方々に無償配布しています。
抽選で食品がもらえるようなサービスと異なり、生活に困窮し食料品が必要な方は、ちゃんと事情があってちゃんと申請すれば食品がもらえます。
ジモティー
⇒公式サイト:https://jmty.jp/all/coop-kw-%E9%A3%9F%E6%96%99
「ジモティー」は地域コミュニティのマッチングサイトです。地域民の助け合いを支援するサイトです。
ここを見ると「食料品譲ってください」「●●あげます」「困ってます」等の投稿がたくさん投稿されています。こちらで必要なものを書いてみるのも手です。ただし、もらってばかりの人は敬遠されると思いますので、こちらからも地域のために出来る貢献をすることを忘れずに。あくまで「助け”合い”」のためのサービスです。
それにしても、毎日食べ物に困っている人の投稿があとを絶ちません。日本は本当に大丈夫なんですかね・・・?
他にも懸賞・モニターやタダでもらえるサービスを活用する
手前みそになりますが、当ブログで紹介している各種サービスも使い方によってはタダで様々な商品が入手できます。私とか数十万円どころか累計数百万円以上の商品をタダGETしてますからね。
時間がある人限定になりますが、本当に生活に困っているなら、フードロスサイトだけに頼るのではなく様々な手段で無料商品を手に入れる努力をすべきです。
以上です!
今回はフードロス通販サイト、無料配布サイトについて紹介しました。
フードロス通販サイトを活用することで、お得に買い物ができたり、無料で食品がもらえたりすることに加え、フードロス問題を解決するための手助けもできます。
サイトによって取り扱っている商品やサービス形態といった特徴が異なります。紹介した内容を参考に、あなたに合うサイトを試してみてくださいね。