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【要約】「パン屋ではおにぎりを売れ」|結果を出すための思考法を知りたい人におすすめ

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レビュー感想ブログ!実際に「パン屋ではおにぎりを売れ」を読んでみた

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しま
どれだけ考えても、成果を出せるいいアイデアが思い浮かびません。成果を出せる人の頭の中ってどうなっているんですか?

 

この記事で紹介する書籍「パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法」を読めば、そんな悩みを解決できます。

僕も、素晴らしいアイデアが湧き出るアイデアマンに憧れていましたが、そんな人は一部の天才なんだろうと半分あきらめていました。

 

そんな中、本書に出会って、アイデアがまとまらないのは、考える方法が間違っているからだと知ることができたんです。

本書は、答えを出すための『考える技術』を言語化してくれた内容になります。

この記事でわかる本書のポイント

  • 「パン屋ではおにぎりを売れ」の意味
  • 「考える技術」を使いこなすための方法

 

超オススメの書籍

 

この記事を読めば、アイデアが出てこないのは才能やセンスではなく、考え方の問題だとわかります。

クリエイティブな仕事で、いいアイデアが出ないと悩んでいる人に読んでもらいたい一冊です。

ぜひ最後まで見ていってください。

 

 

「パン屋ではおにぎりを売れ」の著者はヒットメーカー

「パン屋ではおにぎりを売れ」の著者はヒットメーカー

 

本書の著者、柿内尚文氏は、これまで企画した本の累計発行部数が1000万部以上、10万部超えのベストセラー50冊以上も世に出しているヒットメーカーです。

天才的な思考で豊富なアイデアを持った人なのかと思えば、本人いわく、

  • 自分は凡人
  • 考える技術を自分なりに身につけただけ

とのこと。

 

「考える技術」さえ身につければ、だれでもアイデアを形にすることができると、そのノウハウを言語化したのが本書になります。

「パン屋ではおにぎりを売れ」は、耳で聴く本【Amazon audible】なら無料で聴くことができます。

⇒「Audible

 

通勤中などにでも、音楽を聴くように本が聴けるAudible(オーディブル)についてはこちらの記事で紹介しています。

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「パン屋ではおにぎりを売れ」の意味とは?

「パン屋ではおにぎりを売れ」の意味とは?

 

本書のタイトル「パン屋ではおにぎりを売れ」とは、どんな意味が込められていると思いますか?

「考える技術」があれば、新しい価値が生み出せる

このことを端的に表した言葉です。

 

パン屋さんは挑戦的な商品開発が多い(ちくわパン、野沢菜おやきパン、キムチメロンパンなど。。。)

この大胆な発想でおにぎりを作ってみたら?

新しい魅力・価値が生まれるかも。

 

このように、考える技術を使えば、新しい価値がどんどん生み出せる。

そのことをキャッチコピー的に表現しています。

 

 

「考える技術」を使いこなす方法

「考える技術」を使いこなす方法

 

本書は、全5章で構成されています。

その中でも「考える技術」の要点部分である1〜3章について解説していきます。

 

「考える」について知ってほしい3つのこと

考える技術を学ぶ前に、前提条件として知っておいてほしい3つのこと

  1. 考える=「広げる」+「深める」
  2. 「考える」と「思う」はまったくの別物
  3. 考えるは「論理的に考える」と「非論理的に考える」がある

考える=「広げる」+「深める」

考えることは考えを広げること、考えを深めること、その両方を意味します。

二つがあって、初めて新しい価値が生まれます。

広げるとは可能性を考えていくこと

→存在しなかったものを考え、新しい価値を作っていく

深めるとは本質的価値を考えていくこと

→「そもそも」の部分を考える

作中で紹介されているヒット商品「ほぼ日手帳」は、「広げる」+「深める」で手帳に新しい価値を与えた例として紹介されています。

「ほぼ日手帳」の広げる

 アーティストや企業とのコラボレーション

 →可能性の広がり・新たな価値

「ほぼ日手帳」の深める

 手帳とは?

 →スケジュール、日記、ノート

 →つまりLIFEが書かれているもの

まっさきにデジタル化されそうな手帳が、「考える」ことによって新たな価値を生み出し、大人気商品になったいい例です。

 

「考える」と「思う」はまったくの別物

「考える」と「思う」はまったくの別物ですが、誤解しているケースがよくあると著者は述べています。

  • 「思う」は頭に浮かんでくる、感じること
  • 「考える」は目的のために意識的に思考すること

目的なく頭に思い浮かんでくる思考は、考えていることになりません。

また、「知っている」を「考える」と勘違いするケースもよくあることと紹介されています。

学生時代に、ノートをまとめるのが得意なのに、成績がイマイチだった人は、このパターンだそうです。

 

まとめると、以下のようになります。

「考える」と「思う」は違う
「考える」と「知っている」も違う

考えるは「論理的に考える」と「非論理的に考える」がある

考えるには「論理的に考える」と「非論理的に考える」の2種類があります。

論理と非論理の両方を手なずけることで、自分なりの「考える力」をレベルアップさせることができると、著者は述べています。

論理的に考えること

→市場動向や販売実績、調査結果など過去のデータに基づいた情報からの「考える」

非論理的に考えること

→直感や思いなどの思考。未来にベクトルが向いた「考える」

 

「考える技術」で未来は変えられる

「考える技術」を上手に使いこなせれば、普通だったものを魅力的に生まれ変わらせることができます。

それは、同じものでも、視点を変えるだけで、グッと魅力的になったり、これまでと違う価値が生まれたりするからです。

 

考える技術をマスターしている人とそうでない人の違い
プランAとプランB
どちらを選ぶ
  • 「考える技術がない人」→AかBかの2択にしてしまう
  • 「考える技術のある人」→AもBも取り入れたものを考える
上司から課題を頼まれた
どうする
  • 「考える技術のない人」→いきなり考え始める
  • 「考える技術のある人」→考える前に「目的の確認」「取材・調査・インプット」をする

価値をつくることができる人は、人生を楽しく生きることができます。

「考える技術」を使って、未来を変えることができるんですね。

 

「考える技術」を思い通りに使いこなす

アイデアは浮かんでくるものではなくて、つくるものです。

  • アイデアを生み出せるのは特別な能力、スキルを持った人→誤解
  • アイデアは方法さえわかれば誰でも生み出せる→正解

「考える技術」でアイデアを生み出すための3つのルール

  1. ゴールを決める
  2. インプットして情報を整理する
  3. 考える=「考えを広げる」+「考えを深める」

 

1.ゴールを決める

すべての思考にはまず「ゴール(=目的)」の設定が必要です。

ゴールがわからないから「悩む」ことになる。

「悩む」ことは時間の無駄だと著者は述べています。

「ゴールを決める」の例
悩み

「Aさんに嫌われていんじゃないか」

ゴール
  • Aさんに嫌われないこと
  • Aさんから距離をおくこと

どちらをゴールとするかで、とるべき策はまったく違ってきます。

このようにゴールを設定すれば、悩みの半分は解決したようなものなんです。

 

2.インプットして現状を整理する

「考える」は無理やりひねり出すのではなく、現状の整理から始めます。

現状整理に必要な3つの過程

  1. 課題を決める
  2. 必要な情報をインプットする
  3. インプットした情報を整理する
【1.課題を決める】

ゴールに向かうための課題が何か?を設定します。

【例】

ゴール

ヒットする新商品の開発

課題

ヒット商品の作り方がわからない

ゴール

年間100万円の貯金がしたい

課題

月々5万円貯金を増やす必要がある

【2.必要な情報をインプットする】

課題を解決し、ゴールに向かうためのインプットをします。

著者の場合は、関連したテーマの本を5冊ほど読み、ネット情報を10本ほど見るそうです。

インプットをする際には「時間をとられすぎないこと」が重要で、その点でネット情報は都合がいいと述べています。

100%ではなく60%くらいのインプットができたら先に進む。

時間をかけすぎず、インプットするにはこのくらいの感覚がいいようです。

【3.インプットした情報を整理する】

次に、インプットした情報を整理します。

情報を整理する際のポイント

  • 人間の心にある、普遍性、本音を考えながら情報を整理する
  • インプットした情報を疑う
人間の心にある、普遍性、本音を考えながら情報を整理する

「面倒がきらい、楽なことがすき」「将来に不安を持っている」など多くの人に共通する人間の本音を考えるようにします。

顕在化されたものではなく、潜在的な部分であることが大事。

インプットした情報を疑う

いい人になると、なんでもよく見えてしまう。

「疑う」「信じない」「つっこみにを入れる」から始める。

3.考える=「考えを広げる」+「考えを深める」

具体的な考える「広げる方法」と「深める方法」

考えを広げる方法
  • 「かけあわせ法」→新しいものを生み出す方法
  • 「数珠つなぎ連想法」→既存のものに新しい魅力、価値を発見したいとき
  • 「ずらす法」→どんずまりの課題を解決したいとき
  • 「脱2択」→選択に迷ったとき
  • 「まとめる法」→小さなことを価値に変換できる方法
  • 「あったらいいな」→思いや夢を実現したいとき
考えを深める方法
  • 「360度分解法」→「いいところ」「強み」が見つかる
  • 「ポジティブ価値化」→弱み、短所を強み、長所に変える
  • 「自分ゴト、あなたゴト。社会ゴト」→説得力がグッと高まる方法
  • 「すごろく法」→ゴールへの最短距離を見つけたいとき
  • 「正体探し」→人の心の中にある見えない心理を見つける
  • 「キャッチコピー法」→たくさんの人に魅力をとどけたいとき

これらの方法は一つでも使えるが、組み合わせて使うと、さらに思考法の幅が広がります。

各方法の詳細は、本書を読んでもらうとして、「かけ合わせ法」「360度分解法」について少し触れさせてもらいます。

【かけ合わせ法】

かけ合わせ法のポイントは、出会ったことがない言葉と言葉をあわせることです。

そのことによって「新しさ」と「共感」といった、ヒットに重要な2大要素を生み出すことができます。

例えば

「うんこ漢字ドリル」「乳酸菌ショコラ」「ロボット掃除機ルンバ」

こどもはうんこが大好き。

この「言われてみれば」が共感するポイントになり、新しさと合体してヒットした例です。

「かけ合わせ法」のやり方

STEP
中心になるキーワードを考える

 

STEP
目にしたもの、思いついた言葉をとにかくかけ合わせてみる

 

STEP
奇跡の出会いが生まれるまで、ひたすら続ける

 

例えば

課題:「社員の離職率を下げるプランを考える」

キーワード:「脱離職」

かけ合わせの言葉:「ランチ、休暇、表彰、プレゼント、まいにち、週一、有名人、チャンピオン」

「これって何かできそうじゃないか」「これ効果ありそうじゃないか」が出てくる。

【360度分解法】

「360度分解法」は「いいとこ探し」ができる思考法です。

無理矢理にでもいいところ、魅力、価値があるところを360度全方位から分解して書き出していきます。

「360度分解法」のやり方

STEP
真ん中にテーマを書く

 

STEP
テーマのまわりに「ジャンル」を書いていく

 

STEP
「ジャンル」ごとに、テーマについて思いつくことをどんどん書いていく

 

ポイント
  • ダメなことばかりではなく、いいところも書き込む
  • 長所は短所に、短所は長所に変換してみる

例えば

テーマ:「会社で苦手なAさん」

ジャンル:「性格」「考え方」「仕事で認められるところ」「頑張っているところ」「ダメなところ」「外見」「人間関係」「お金」

「性格」が「Aさんはすぐ感情的になる」→「感情が前面にでるほど一生懸命」「どうにかしたいと思い感情がでる」

360度分解をすることで、これまで見えていたものは違う、新しい価値が発見できる。

 

 

まとめ:要約「パン屋ではおにぎりを売れ  想像以上の答えが見つかる思考法」

まとめ:要約「パン屋ではおにぎりを売れ  想像以上の答えが見つかる思考法」

 

いかがでしたか?

「考える技術」を具体的に言語化した、「パン屋ではおにぎりを売れ」を解説してきました。

全体のおさらいです。

  • 「考える」とは「広げる」+「深める」
  • 「考える」と「思う」はまったくの別物
  • 考えるは「論理的に考える」と「非論理的に考える」がある
  • 「考える技術」を使いこなせば、新たな価値を生み出すことができる

 

考える技術でアイデアを生み出すための3つのルール

  1. ゴールを決める
  2. インプットして情報を整理する
  3. 考える=「考えを広げる」+「考えを深める」

「考える技術」は会社での仕事や、ビジネスで、よりよきアイデアを形にするための強力な武器になりそうです。

 

興味にある方は、ぜひ本書を手にとってみてください。

 

この記事があなたの役に立つようであればうれしく思います。

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