
DMM 生成AI CAMPで「補助金で最大70%OFF」が使えたのは、以前の買い切り型(期間型)コースです。2026年に主力になった月額16,280円の「学び放題」は、リスキリング補助金や教育訓練給付の対象として案内されていません。ただ、旧コースを補助金で最大限安くしても59,400円かかったのに対し、学び放題は3か月で48,840円。補助金の条件(在職中・修了・転職して1年勤務など)を気にせず学べる分、1〜3か月で区切って学ぶ人にはむしろ割安です。どうしても公的な給付を使いたい人は、給付の対象講座を持つ別のスクールを選ぶのが正解です。
なぜ「補助金で最大70%OFF」が使えなくなったのか

DMM 生成AI CAMPは、DMM.comグループが運営する生成AIのオンラインスクールです。サービスが始まった当初は、4週間・8週間などの期間を決めてコースを買う「期間型(買い切り型)」が中心で、基礎マスターコースの4週間プランが198,000円(税込)、エンジニアコースが296,000円(税込)からという価格帯でした。この期間型が、経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の対象講座になっていたため、「補助金で最大70%OFF」という打ち出しが広まりました。
その後、2026年に入ってからは、月額料金で用意されたすべてのコースを受講できる「学び放題」プランが主力になりました。月額16,280円(税込)、入会金と教材費は0円、最低契約期間もありません。ところが、この学び放題は公式サイトやヘルプセンターで補助金・給付金の対象とは案内されておらず、解説サイトでも「対象外」と整理されています。
理由として考えられるのは、補助金の仕組みと月額制が合わない点です。リスキリング補助金は「決まった講座を受講し、修了したら受講料の一部を補助する」制度なので、受講期間と修了の基準がはっきりした講座が前提になります。いつでも好きなコースを好きなだけ学べ、いつでもやめられる月額制とは、そもそも相性がよくありません。学び放題の料金・コースの全体像はDMM 生成AI CAMPの解説記事で詳しく紹介しています。
| 比較項目 | 旧・期間型コース | 現在の学び放題 |
|---|---|---|
| 料金 | 198,000円〜(4週間・税込) | 月額16,280円(税込) |
| 学べる範囲 | 申し込んだ1コース | 約1,000レッスン・全コース |
| リスキリング補助金 | 対象(最大70%) | 対象外 |
| 補助金の条件 | 在職中・修了・キャリア相談など | 条件なし(働き方を問わない) |
| サポート | 専属メンターの面談が中心 | AIチューター・メンター相談会・LIVEゼミ |
| やめるとき | 期間の途中でやめても返金されにくい | 契約満了日の前日までに退会申請 |
※旧・期間型の内容は過去の案内と解説記事、学び放題は公式サイトと解説記事(2026年10月時点)をもとに整理。期間型の受付状況や補助金の扱いは時期で変わるため、無料セミナーで確認してください。
リスキリング補助金の仕組みをおさらい
そもそも「リスキリング補助金」とはどんな制度なのかを整理しておきます。正式な名前は「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」で、経済産業省が実施しています。働いている人が、キャリア相談・講座の受講・転職支援を一体で受けられるように、受講料の一部を国が補助する仕組みです。
講座を修了したら
受講費用の2分の1(上限40万円)が補助される。キャリア相談の実施が前提。
転職して1年続いたら
受講費用の5分の1(上限16万円)が追加。事業の職業紹介を通じた転職が条件。
実施期間
令和8年度末まで続く予定とされている。申し込める期間は事業者ごとに確認が必要。
合計すると最大で受講費用の約7割(上限56万円)が戻ってくる計算です。「最大70%OFF」という言葉はここから来ています。ただし、70%を受け取るには「講座を修了する」だけでなく、「事業の職業紹介を通じて転職し、転職先で1年間働き続ける」必要があります。今の会社で働きながらスキルアップしたい人が受け取れるのは、基本的に修了時の50%までです。
- 申し込みの時点で在職中であること:雇用保険に入っている会社員・契約社員・派遣社員・パートなど。フリーランスや自営業、会社の代表は対象外とされていました。
- キャリア相談を受けること:補助の対象になるには、キャリアコンサルタントとの面談が必須でした。
- 受講料はいったん全額を自分で払うこと:補助は後から戻る仕組みなので、最初に198,000円などを用意する必要がありました。
- 講座を修了すること:途中でやめると補助は受けられません。
補助金ありの旧コースと学び放題、どちらが安い?

「補助金がなくなったら高くなったのでは?」と思うかもしれませんが、実際に計算してみると、学ぶ期間によっては学び放題のほうが安くなります。基礎マスターコースを学ぶ場合で比べてみましょう。
| 学び方 | 自分で払う額 | 受け取れる補助 | 実質の負担 |
|---|---|---|---|
| 旧・期間型(補助金なし) | 198,000円 | — | 198,000円 |
| 旧・期間型+修了時の補助(50%) | 198,000円 | 99,000円 | 99,000円 |
| 旧・期間型+転職1年後の追加補助(計70%) | 198,000円 | 138,600円 | 59,400円 |
| 学び放題を1か月 | 16,280円 | — | 16,280円 |
| 学び放題を3か月 | 48,840円 | — | 48,840円 |
| 学び放題 6か月プラン(一括) | 90,530円 | — | 90,530円 |
| 学び放題 12か月プラン(一括) | 162,800円 | — | 162,800円 |
今の会社で働き続ける人が現実的に受け取れるのは「修了時の50%」なので、旧コースの実質負担は99,000円です。これと比べると、学び放題は6か月プランでも少し安く、しかも基礎マスターだけでなく、Claude Code・Dify・n8n・動画生成など全コースを受講できます。転職まで含めて70%の補助を受けた場合の59,400円と比べても、3か月までなら学び放題のほうが安い計算です。
さらに、補助金には「最初に全額を立て替える」「キャリア相談を受ける」「修了の条件を満たす」といった手間があり、受け取れるのは修了後です。学び放題は合わないと思えば翌月にやめられるので、「とりあえず生成AIを業務で使えるようになりたい」程度の目的なら、学び放題のほうが失敗したときの損も小さく済みます。
補助金・給付金を使いたい人の選択肢
一方で、「数十万円かけて本格的にエンジニア転職を目指したい」「公的な給付を受けて学費の負担を減らしたい」という人もいるはずです。その場合は、DMM 生成AI CAMPの学び放題にこだわらず、次のような制度と、その対象講座を持つスクールを検討しましょう。
| 制度 | 実施 | 補助・給付の目安 | 主な条件 |
|---|---|---|---|
| リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業 | 経済産業省 | 修了で50%(上限40万円)+転職1年後に20%(上限16万円) | 在職中、キャリア相談、対象講座の修了 |
| 専門実践教育訓練給付 | 厚生労働省(ハローワーク) | 受講費用の最大70〜80% | 雇用保険の加入期間、受講前のハローワークでの手続き |
| 特定一般教育訓練給付 | 厚生労働省 | 40%(上限20万円)、条件により最大50% | 同上 |
| 一般教育訓練給付 | 厚生労働省 | 20%(上限10万円) | 雇用保険の加入期間 |
| 人材開発支援助成金 | 厚生労働省(会社が申請) | 研修経費の一部を会社に助成 | 会社が従業員に受けさせる研修 |
※給付率や上限は受講開始の時期や条件で変わります。最新の内容は経済産業省・厚生労働省・ハローワークの案内で確認してください。
個人で学費を抑えたいなら、厚生労働省の教育訓練給付の対象講座かどうかが最大のポイントです。講座が対象かどうかは、厚生労働省の「教育訓練給付制度 検索システム」で講座名から調べられます。専門実践教育訓練の場合は、受講開始の2週間前までにハローワークで手続きが必要なので、申し込む前に段取りを確認しておきましょう。DMMグループの中では、エンジニア転職向けのDMM WEBCAMPが給付の対象講座を案内してきました。
また、会社員の人は、会社の研修として受けられないかを上司や人事に相談する価値があります。DMM 生成AI CAMPには企業向けの「DX研修」があり、会社が人材開発支援助成金を使えるケースもあります。自分でお金を出さずに学べれば、それが一番安上がりです。
目的別:あなたはどれを選ぶべき?

ここまでの内容を、目的別の選び方にまとめます。迷ったら上から順に当てはめてみてください。
会社の研修費で受けられそう → 会社のDX研修として相談
人材開発支援助成金を使えるかどうかは会社が判断します。自己負担ゼロで学べる可能性があります。
数か月かけて本格的に転職したい → 給付対象の講座を探す
専門実践教育訓練やリスキリング補助金の対象講座を、ハローワークや各事業のサイトで確認して選びます。
今の仕事でAIを使いこなしたい → 学び放題を1〜3か月
補助金の条件を気にせず、必要なコースだけを短期間で学べます。合わなければ翌月にやめられます。
フリーランス・副業で使いたい → 学び放題が有力
補助金は在職者が対象でしたが、学び放題は働き方に関係なく同じ料金で受講できます。
学び放題を補助金なしでも安く使う3つのコツ
補助金が使えないなら、払う金額そのものを抑える工夫が大切です。学び放題には最低契約期間がないことを活かしましょう。
- 最初の1か月で「学ぶコース」を決める:約1,000レッスンを全部見る必要はありません。基礎マスターと、自分の仕事に近い職種別コース(マーケティング・営業・人事など)に絞ると、1か月でも業務に使える段階まで進めます。
- 長く続けると決めてから一括プランへ:12か月プランは月あたり約13,567円で、月額プランより毎月2,700円ほど安くなります。ただし途中でやめても返金はないので、2か月目以降に決めるのが安全です。
- 更新日をカレンダーに入れる:自動更新なので、退会は契約満了日の前日までに申請が必要です。休会制度はないので、使わない月が続くなら一度やめて、必要になったら再入会するほうが得です。
生成AIの勉強とあわせて英語やビジネススキルも伸ばしたい人は、DMM英会話やDMMオンラインサロンなど、DMMの学び系サービスを組み合わせるのもひとつの方法です。いずれも月額制なので、学び放題と同じく「必要な月だけ使う」使い方ができます。
よくある質問(生成AI CAMPと補助金)
DMM 生成AI CAMPの学び放題で補助金は使えますか?
ネットで「実質59,400円」と見ましたが、今も申し込めますか?
リスキリング補助金はいつまでありますか?
フリーランスでも補助金を使えますか?
会社の研修として受けることはできますか?
学び放題は途中でやめたら返金されますか?
まとめ:補助金にこだわるか、短期間で学ぶか
DMM 生成AI CAMPの「補助金で最大70%OFF」は、以前の期間型コースの話です。今の学び放題(月額16,280円)は補助金の対象外ですが、在職中・修了・転職といった条件がなく、1〜3か月で区切って学ぶなら、旧コースを補助金で安くした場合よりも負担が小さくなります。
選び方の答えはシンプルです。①会社の研修にできるなら会社に相談、②本格的に転職したいなら給付対象の講座を探す、③今の仕事でAIを使いこなしたいなら学び放題を短期間。自分の目的に合った方法を選べば、補助金がなくても損はしません。


