簡単!美味しい!健康的!旨味たっぷり!万能調味料「塩麹(塩糀/しおこうじ)」の作り方+効果・効能まとめ
塩麹とは、乾燥麹+水+塩から作るめっちゃ簡単に作れる健康的な万能調味料です。
何年か前にメディアなどで取り上げられ、話題・ブームになり、急にみんな自家製塩麹を作り出し、私もブームに乗って作り出した口です。
でも、「良いものは続く」といいますか、一過性のブームで終わるのではなく、根強い人気ですっかり人々の生活に定着しましたね。
私もすっかり気に入ってしまい、話題としては下火になった今も愛用しています(^^)/。
まあ、ブームに飛びついただけの人はもう作ってないでしょうけどw。
Googleトレンドで「塩麹」で調べると、下記のような感じ。みんなブーム大好きですねw( *´艸`)。
塩麹は、もともと日本に昔からある発酵食品・調味料らしいのですが、合成調味料など無しで、自宅・ご家庭で手軽に作れるのがうれしいです。
また健康・美容効果も高く、魅力的ですよね。
家で自分で手造りで作ると、一切の添加物を使用しないので、素材の力だけ生きたままの自然な発酵食品・調味料を食べられる
発酵食品の100種類の豊富な酵素(個人的には非加熱のドレッシング利用推奨)
普段の肉、魚、野菜などを、塩麹で漬けるだけでが柔らかくなる(タンパク質分解酵素)。旨味(うまみ)・コクが増加
麹に含まれる豊富な栄養で、疲労回復・老化防止(アンチエイジング)・美容・美肌効果がある(ビタミンB群、GABA)
整腸作用で腸が元気になり、便秘改善・ダイエット効果がある(オリゴ糖、乳酸菌)
酵素の働きで腸内環境が整うことで、免疫力・抗菌力がアップし、体調改善
料理で塩麹を使えば普通に塩を使うより塩分が抑えられるので、高血圧・中性脂肪などの成人病予防になる
塩分取りすぎがちな普通の塩や、添加物やトランス脂肪酸たっぷりのドレッシングやマヨネーズなどを控えて、塩麹をうまく活用して健康的な生活にしたいですね。
トランス脂肪酸とか、『ゴキブリも近づかない食べるプラスチック』とか呼ばれているらしいですしww。
「基本的に混ぜるだけ放置」で簡単に作れるハズなのに…塩麹(しおこうじ)で失敗してしまう3つの理由(実は失敗してない)
塩麹の作り方はとても簡単です。
米麹(乾燥麹)、食塩、水をまんべんなく混ぜるだけ。放置。
毎日一回混ぜ混ぜるする。混ぜると発酵が均一に進み、カビの発生などを抑える。
常温だと10日間~15日間くらいで完成(冬は発酵に時間がかかる)。
色がアメ色(茶色味)がかってきて、甘いバナナのような匂いが強くなってきたら完成(麹の芯が柔らかくなってるはず)。
冷蔵庫に保存。冷蔵庫内で約半年が目安。結構持ちます。
↑を見る限り失敗する要素はないです。
しかし、なぜか失敗例が頻発してしまう。
失敗してしまう要因は作り方ではなく、人間の心理面にあると思うんですよ。
失敗①:米麹(乾燥麹)によって最適な食塩・水の量が異なる+吸収により水分量が変動する⇒あせって水や塩を入れすぎてしまう!
塩入り米麹
普通の生の米麹
乾燥米麹
とか、いろいろな製品が出回っていて、それぞれ最適な食塩・水の量が異なります。
また作っている最中に水を吸収したりして、湿り具合が変動するんですよね。
で、あせって水を入れすぎちゃったりするわけです(;^ω^)。
この失敗を回避するためには、塩麹に最適な分量が明記されている米麹を購入することです。
目視や感覚で対応しおうとするから失敗するんです。
最適な分量が決められてる米麹を買って、マニュアル通りの分量を入れて後は信じて放置すれば失敗しない。
お勧めなのは、 『白雪印のこうじ200g毎パック(国産米使用、倉繁醸造所、乾燥米麹、乾燥米こうじ)』です。
塩麹のレシピが裏面に書いてあるので、この通りの分量で混ぜれば失敗しないです。
また、経済的な価格な上、200g単位でパッケージされてるので、使い勝手が良いです(1kgとかのパックのが多いですからね・・)。
失敗②:匂いとか見た目とかで「腐ってる?!」「失敗した?!」と思い込んでしまう⇒実は失敗してない!
なんか変な匂いがしてきた
液体が上の方に分離してきた
色が茶色くなってきた
みたいな話は結構ありますが、全然失敗してないです!正常です!
あと、混ぜ忘れて、ちょっとくらいカビの菌糸とかが出てきても、そのまま混ぜちゃえばOKです。
派手な色のカビとか出てこない限りぜんぜん大丈夫ですよ。
そもそも塩麹は、冷蔵庫とか無い時代から作られているものですから、いい加減にやってもちゃんと出来るんですよ。
失敗が気になる方はこちらのブログの方の記事が参考になるので、見てみるとよいかも。
失敗③:イメージとなんか違う!⇒その初期イメージは先入観による幻想です!塩麹とはこういうものです
ブームとかで流行る食品って、過度な期待や先入観を持った状態になりやすいんです。
ブームの頃はメディアとかで絶賛されていたので、あたかも『誰もに好かれるもの凄い美味しい食材』みたいなイメージを持ちやすいわけです。
ですが、当たり前ですが塩麹にも「好き嫌い」があります。
『THE 和』といったような麹の独特な匂いがしますし、甘ったるい濃厚なコクや、麹のツブツブ食感が嫌いな場合もあります。
みんなが美味しいと思うわけではありません。
私の知り合いでは「パパの脱ぎたて靴下の匂いがする~、おえー!」って言ってましたしww(爆)
嫌いな人は嫌いな味なんだと思います。
自分で作る前に一度、既製品を購入してみるのも手です。
【写真付き!塩麹の作り方の手順】匂い・茶色具合・発酵しない/発酵しすぎの判断・ポイント
米麹の袋に書いてある分量どおりに麹と塩をまぜる。入れ物はタッパーでOK
ネット上でいろんな分量やレシピが公開されてますが、前述のとおり、購入する乾燥麹のタイプによって最適量は変わると思うので、記載されているとおりの分量にするのがベストです。
ムラがあるとよくないのでしっかり混ぜましょう。水を入れる前にしっかり混ぜておくのがよいです。
容器はなんでも良いですが、口が広い普通のタッパーで良いと思います。
一応。書いてない米麹を使う場合は以下の点を注意ください。
塩入り米麹使用の場合は、最適な塩分量になってるはずので、追加で塩を入れたりしない。
塩分を控えることを目的に加える食塩の量を減らすことはやめる。腐りやすくなり失敗しやすくなります。
水を入れて、さらにしっかり混ぜる。後は放置で毎日かき混ぜるだけ
水を入れて、さらにしっかり混ぜよう。
最適分量なら、こんな感じでヒタヒタくらいになるはずです。
あとは放置で毎日かき混ぜるだけです(タッパーの蓋は少し隙間を開けておく)。
冬場の場合はなるべく20度以上になる暖かい部屋に放置しましょう。
1日後:水が吸収されて、水気がなくなったように見える。ここであせらないように
1日後に水が吸収されて水気がなくなっちゃいます。
ここで慌てて水を加えすぎないように注意です。
このタイミングで水を追加する(2回に分けて水を入れる)レシピもありますが、私は面倒なんて最初に全部入れちゃいます。
たいして変わらないと思います。
3日後:再び水気が出てきてヒタヒタな感じになってきます
1日後に水気がなくなっちゃいましたが、3日後には復活してきます。
このあたりになると、パパの靴下の匂い麹の良い匂いがしだしてくると思います。
味はまだまだしょっぱいだけで、麹の粒もまだ固いですw
7日後:匂いが強くなってきてバナナのような甘い匂いがしてきます。コクも少し出てきます
このあたりからは、匂いとコクが強くなってきて、発酵食品っぽくなります。
麹の粒もやわらかくなって、グジョグジョになってきますね。
10日後~:夏場ならだいたい完成。寒い季節はもうちょい待ちましょう
色がアメ色になってきて、グチョグチョ感が加速します。
アメ色の液体が分離して、浮いていることも多いです。
匂いもプンプンしてきますね(なんか美味しくなさそうな表現ばっかですいませんw)。
だいたい10~15日で完成するので、夏場ならもう出来ていると思います。冷蔵庫で保存しましょう。夏場はとにかく発酵が早く進みます。発酵しすぎないように、そこそこな辺りで冷蔵庫にしまうことが大事。
逆に、冬場はまだ色が変わってきていないと思うので、あと5日くらい放置です。
塩麹の美味しいレシピ!豚肉・鶏肉・お魚・野菜・漬物・浅漬けなどなど使い方いろいろ!
塩の代わりに料理に味付けで使う
お肉やお魚をやわらかくして調理する
野菜に半日つけて漬物にする(カブ、白菜、キュウリ、キャベツ、など)
温野菜・生野菜につけてドレッシングにする
塩麹は使い方いろいろです。
クックパッドにも塩麹レシピは充実してきているので、チェックするといいかも。
個人的に推奨なのは・・・。
温野菜に少量の塩麹をドレッシングでかける
超シンプルですが、やはりコレですね。
発酵食品なんで加熱すると酵素が死んでしまいますので、そのままかけるのが一番おいしくいただけます。
ドレッシングやマヨネーズかけるくらいなら、塩麹のがよいですね。
あまりかけすぎると塩分過多になるので注意が必要です。
キノコ類と相性が良いので、温野菜を作るときはキノコ入れるとよいかもです。私はマイタケとナスをよく入れますね。
鶏モモ肉を漬け込んで、サクサク唐揚げ
コレ。やばいw
塩麹で柔らかくなった鶏モモ肉を、カラっと揚げて唐揚げにする。
で、揚げたてサクサクをホクホク食べる!w
揚げたての塩麹カラ揚げ食べたら、レンジでチンの冷凍食品のから揚げとかもう食べられないですよ。
塩麹で健康になるどころか、デブまっしぐらですね!w